ジブリ映画の中でも、どちらかと言えばゆるふわ系の作品である「猫の恩返し」と「耳をすませば」
原作者はどちらも同じで「柊あおい」という漫画家さんである。
同じ原作者のせいか、作中には共通点が多く見られ、その関係性が話題となっている。
関係性というか、もはやこの2作品には「同じキャラ」が登場しているのだ。
それが「バロン」と「デブ猫」である。
猫に関しては、若干異なる点もあるが、バロンに関しては同じ名前で同じ容姿で登場している。
違う作品で同じ登場キャラというのに、少し違和感を覚えてしまうが、これには理由があるという。
それが「続編疑惑」である。
猫の恩返しは耳をすませばの続編ではないか?と囁かれているのだ。
耳をすませばの主人公だった「月島雫」はご存知だろう。
月島雫が耳をすませばの作中で描いた作品の中にも「バロン」が登場する。
そういった理由から、猫の恩返しは月島雫が書いた物語なのでは?と言われているのだ。
すなわち、猫の恩返しは、小説家になった月島雫の作品で「耳をすませばの続編」だということ。
時系列としても「耳をすませば⇒1995年」「猫の恩返し⇒2002年」と合点がいく。
根っからの耳をすませばファンとしては、こういった形でリバイバルされるのは非常に嬉しい。
そして、もう1つの有力とされる説が「月島雫脳内再生物語」という説。
簡単に言うと、月島雫の「妄想」から生まれた作品ということ。
耳をすませばの作中でもそうだったが、月島雫は時折「異世界」へぶっ飛んでいく。
現実世界と妄想世界がごっちゃになるほどの妄想癖である。
そんな月島雫の妄想を描いた作品ではないか?とまことしやかに囁かれているのだ。
どちらにしても、猫の恩返しと耳をすませばの関係は、思った以上に深いと言えるだろう。
原作者が同じというだけでは、あまりにも共通点が多いだけに、何かしらのミッシングリンクがあるのは間違いなさそうだ。
そうい視点で、もう1度この2作品を見てみると、違った楽しみ方ができそうである。
違った楽しみと言えば、耳をすませばには原作者にとって「不本意」な都市伝説が存在する。
それが、月島雫の恋人でもある「天沢聖司」に関するもの。
あの完璧イケメン枠の青少年に「ある疑惑」が浮上しているのだ。
それがこちら。
猫の恩返しのDVDの特典映像曰く、
もともとは、耳をすませばの続編の短編アニメとして
猫の恩返しは制作される予定であったが、
監督が作ったシナリオが素晴らしかったため急遽、
映画になったとか…