やりすぎ都市伝説SP2015秋で、飯尾が語った都市伝説。
今年は、あの有名な映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が公開されてちょうど30年になる。
パート2の映画の中で、主人公が未来へとタイムスリップするわけだが、それがなんと2015年、つまり今年なのだ。
過去から未来へ、未来から過去へ。
こうした、タイムスリップ現象は、常々議論の対象とされてきた。
一節には、タイムスリップは可能だとする見解も出されているが、一般論では「不可能」とされている。
しかし過去に、実際にタイムスリップして、未来から過去へきた人物がいるという。
その男の名前は「アンドリュー・カールシン」。
彼は、ある事件をきっかけに、警察に対し「自分はタイムトラベラーである」と語ったという。
そのきっかけとなった事件というのが、インサイダー取引きである。
これだけ聞くと、しょうもない話だが、その額に問題があった。
というのも彼は、元手8万円を、たった2週間で「3億5000万ドル」にしたのだ。
現在の日本円にして、約400億という、とんでもない金額である。
間違いなく事前に企業の情報を知っており、違法な株売買をしていたに違いないだろうと睨んだ捜査当局は、さっそく彼を逮捕した。
しかし、取り調べの中で彼は「私は2256年から来たタイムトラベラーだ」という、とんでもない供述をしたのだ。
未来から来ているわけだから、どのタイミングで、株が爆発的に値上がりするかを知っているということである。
だからこそ、これだけの短期間で、3億5000万ドルもの大金を手にできたのだ。
とはいえ、こんな無茶苦茶な供述を、捜査員が信用するはずもない。
犯罪者の苦し紛れの言い訳だろうと、彼の身辺調査を始めるが、それ以前の彼の記録はどこにもなかったという。
更に、彼は取り調べの中で、当時はまだ開戦していなかった、イラク戦争の日時を言い当てたりと、未来から来ましたアピールを続けた。
流石の捜査員も、少しづつ信用し始める。
そこで、ある1人の捜査員が、彼にこんな質問をしてみた。
「未来からはどうやってきたんだ?」
この時点で、相当信じてしまっている感が出ている。
そんな馬鹿げた質問にも、彼は平然とこう答えた。
「時空の扉があるんだ」
当然、捜査員はこう返した。
「だったら、そこに連れて行ってくれ」
しかし、こういった押し問答になると、必ず彼は「歴史が変わるから連れていけない」とだけ答え、黙ってしまうのであった。
まさに「のれんに腕押し」状態である。
そんなある日、彼の支援者だと言う人物が、保釈金として「1億円」を支払う。
これにより、彼は保釈されてしまう。
保釈されたとはいえ、一国民である以上、国の管理下にあるわけだから、大丈夫だろうとタカをくくっていると、突然姿を消してしまう。
これは可笑しいと、国家権力を駆使し、全世界をくまなく調べるも、彼の痕跡は一切見つからなかったという。
つまり、彼は地球上から消えたのだ。
彼の言ったことが真実であるならば、未来へ帰ったと予測できる。
仮にそうなってしまうと、現代の科学では、彼を探し当てることは不可能だろう。
あまりにも現実離れした話で、信用できないかもしれないが、世の中には、我々が想像もできない現象が時に起こる。
例えば、一昔前に発生した、史上最も不可解な事件、「人間消失事件」なんかが、まさにそれに該当するだろう。
ある1人の男性が、煙と共に姿を消すという、これまた現代の科学では説明できないような、不可解な事件である。
もし興味があればどうぞ。
うん、株を買うには口座だなんだないとだめだよね、でもトラベラーは口座もてんやろ