2016年11月に行われた大統領選で、前評判を覆し、まさかのトランプ氏が大統領に就任。これには世界も驚いたが、何よりも、アメリカと蜜月の関係と言われている日本にとっては、世紀の大ニュースである。そんな日本に今後一体どういった影響があるのか?都市伝説的な話も含め、噂になっているものをまとめてみました。
そもそもトランプ氏というのは、不動産王の異名を取るほどのアメリカ屈指の大富豪の一人であるのは有名な話だが、そんな彼が今後どのような政策を取るか、それについては二つの噂(都市伝説的な話)が囁かれている。
1、大して何も改革しない説
説明するまでもないが、これは実際に大統領になったからと言って、そこから先、自分の好き勝手になんでも出来るわけではないので、意外となーんにも変わらなかったりするパターン。
というよりも、そもそも、そこまで改革にこだわりがあったのか?というのを疑問視している人もいる。
トランプ氏は、選挙戦の時から過激な発言でメディアを賑わしてきた。
しかし、彼の行動はただのパフォーマンスで、改革についてそこまで思い入れがないのではないかとも噂されているのだ。
実際、彼の発言を逐一調べて行くと、改革不可能に近いものや、そもそも知識や情報量が少ない、またはデタラメ過ぎて頓珍漢な発言をしていることも多々ある。
例えば、日本車の関税に関する内容。
トランプ氏は、自分が大統領になれば日本車の関税を爆発的に上げると話していたことがあったが、そもそも、今現在、輸入車よりも圧倒的に多いのが、海外メーカーの国内生産の方。
輸入車の関税を多少上げたからといって、何がどうなるわけでもない。
これに限らず、トランプ氏は何かあるとすぐに日本企業や海外をバッシングするような発言をしたがるが、これは昔からよくある手法で、トランプ氏はこんな発言もしている。
「投票権のない海外の人間の評価などどうでも良い」
つまり、自国の人間にとって、実際はどうあれ、得になりそうなことを言いまくってれば、評価が上がるという寸法だ。
(これは日本の政治家も似たようなものだが…)
2、実際に改革に着手しまくる
ここまでは大した話ではなく、問題はここからである。
もしも実際に、トランプ氏が発言するようなことが現実になるとしたら、今後日本はどうなるのか?
まず、過去の発言から分かるように、トランプ氏の思想の根底にあるのは、「アメリカンファースト」である。
つまり、何にも優先して、アメリカ人を優遇すると。
それは多少、外の人間に被害や損害が被ったとしてもである。
その発言の数々が…
・メキシコとの国境に壁を設け不法移民の流入を防ぐ←しかもメキシコ政府の金で
・不法移民を締め出す
・イスラム教徒の入国禁止
・日米安全保障の見直し
・日本の在留米軍の金銭的負担増
・日本の核武装推奨
・TPP撤退
・ISISを徹底的に空爆で石器時代に戻す
・テロリストの拷問ばんざい←後に撤回
・中国からの輸入品に50%近い関税をかける
恐らくあり得ないが、これらが全部実際に行われたら、日本にも相当な影響がある。
トランプ氏の日本嫌いは、彼が不動産商売をしていた時からのものとも言われているので、この中のいくつかを無理やり実行に移そうとしそうにも思えて恐ろしい。
一方で、そんなトランプ氏の大統領就任による日本へのメリットを語る人もいる。
まず、日本国民の国防への意識。
今まで、日本の安全はアメリカの軍隊に任せっきりであり、自分たちで自分たちの国を守るという感覚は持っていなかった。
それが当たり前だったからである。
しかし、今回トランプ氏が就任したことにより、核武装を含め、自国防衛についてゼロベースで考え始める必要性が出てきたのだ。
これにより、日本人の国際情勢への意識が高まるのではないか、と。(個人的にはそんな単純には思えないが…)
そしてもう一つが、トランプ氏の行動力。
ある意味でこれはデメリットの裏返しでもあるが、彼が実際に発言したように、今までと違う改革をガツガツ行うのであれば、それに対して、日本も変わって行かざるおえない。
対立候補であったヒラリー氏は、穏健路線で有名であり、恐らく彼女が大統領になっていたら、日本とアメリカの関係を含め、今までとほぼ何も変わらなかったと思われる。
しかし、トランプ氏が大統領になった今、何かしらの変化が日本にあるはず。
つまり、今まで停滞していた日本が、良くも悪くも動かざる負えないのだ。
恐らく、その変化を感じるのはまだ先になるだろうが、トランプ氏の言動が日本に与える影響は今までの非ではないだろう。
今後の彼の言動に注目すると、日本の今後の変化が先読み出来るかもしれない。