世界中で人気のあるアニメ、トムトジェリー。
誰しも一度は見たことがあるはずだ。
そんなトムトジェリーだが、実は悲しい最終回の噂があることを知っているだろうか。
そして、このトムトジェリーというアニメ。
そもそも、子供向けアニメではなかったのだ。
トムトジェリーは、猫のトムと鼠のジェリーが繰り広げる、ドタバタ爽快劇のようなアニメだ。
そして、噂されている悲しい最終回というのがこちら。
トムは自分の死期が近いことを悟り、ジェリーの元から離れる。
そして、ジェリーは、トムがいなくなったことに気付き、猫の習性である、死期が近いことを悟る。
ジェリーは最初、遊び相手がいなくなった程度の感情であったが、どこかもの寂しさを感じてもいた。
そんなある日、トムとは違う猫がやって来た。
すばしっこいトムとは違い、明らかにのろまそうな猫。
それを見たジェリーは、トムにしていたように、その猫をおびき寄せるために罠を仕掛ける。
「また、遊び相手が出来た。」
そう思っていたジェリー。
しかし、そののろまそうな猫は、罠に引っかからず、一目散にジェリーの元に走ってくる。
そして、ジェリーはその猫に食べられてしまう。
なんで、こんなのろまそうな猫に…。
そう思っていたジェリーだが、薄れゆく意識の中で、あることに気づく。
「ああそうか。トムは罠に掛かっていた訳ではなく、自分の遊び相手になってくれていたんだな。」
そして、トムの存在が如何に自分の中で大きいものだったのか、最後の最後に気づいた。
と、こういった最終回である。
しかし、この最終回は、ある日本人が作った、ただの創作物であることが分かっている。
そもそも、一話完結型のトムトジェリーで最終回は存在しない。
ここまでは、ネットで一般的に知られている話だと思う。
しかし、トムトジェリーにはもう一つ都市伝説があるのだ。
それが、トムトジェリーは、元々は子供向けアニメではない、というもの。
では、トムとジェリーはどういった作風だったのか。
それが、社会風刺アニメだ。
トムとジェリーが最初に放送されたのが、1940年のこと。
この当時、世界中の至る所で戦争が行われていた。
そして、当時は、テレビがまだまだ高価な時代であり、持っている人の方が少ない時代だった。
そんな時代に生まれた作品であるトムとジェリー。
そもそも、このトムとジェリーという名前も、その時代を風刺しているタイトルであると言われている。
トムは、アメリカ人やイギリス人(連合国側)の俗称。
そして、ジェリーは、ドイツ人の俗称であった。
それだけだと、当時の時代背景が繁栄されただけとも取れるが、過去に戦争を題材にした作品がある。
アメリカ兵に扮したトムとドイツ兵に扮したジェリーが、ガチンコのドンパチをするという回だ。
その回では、子供向けアニメとは思えないほど、戦争の生々しさが描かれていた。
なので、当時を知る人からすると、子供向け娯楽アニメという感覚はないのだそうだ。
ちなみに、日本でも、過去に、社会風刺的な回が描かれたこともある。
その時は、ロッキード事件が題材として取り上げられていたそうだ。
そんなトムとジェリー。
ジャンルとしては、カートゥーンと呼ばれる、一種のアニメーションなのだが、作られたきっかけが、ディズニーの作品に対抗するためだと言われている。
当時のカートゥーンの分野は、正にディズニーの一人勝ち状態だったと言われていて、その牙城を崩そうと、制作が開始された。
そんなトムとジェリー制作のきっかけを作ったデイズニーの代表作と言えば、ミッキーマウスだ。
そのミッキーマウスにも、実は、トムとジェリー以上の都市伝説が存在する。
それが、差別的思想の繁栄された作品である。
というもの。
それは他人事でなく、我々日本人も差別の対象として描かれていたというのだ。
その衝撃の内容が、こちら…
何回かトムトジェリーになってる件w