やりすぎコージー都市伝説2012夏、アンタッチャブル柴田が語った都市伝説「オオカミが地球を救う」
オオカミと言えば、家畜などを荒らることで有名で、世界の嫌われ者と言われている。
しかし、そのオオカミが、地球を救う可能性を持っているというのだ。
日本にもかつて、日本オオカミというオオカミが生息していた。
しかし、家畜などを襲うという理由から、駆除が推進された結果、日本オオカミは絶滅してしまったのだ。
その結果どうなったのか。
オオカミを外敵としていた、シカやヤギが、大量に繁殖したのだ。
食物連鎖を意図的に崩すと、こういったことが得てして起きる。
当然、食物連鎖が崩れるということはドコかで必ず歪が生まれるもので、草木を食べるシカやヤギが繁殖したせいで、地球環境の破壊が進んでいると言われている。
そして、なし崩し的に、他の生態系にも大きな影響を及ぼしているというのだ。
それは人間も例外ではなく、シカやヤギの影響で、年間50億円の被害が出ていると言われている。
そんな現状で改めて注目を浴びたのがオオカミというわけだ。
まず、オオカミというのは、狩りの領域が半端なく広い。
オオカミの群れ1つで、1000平方キロメートルを狩場としているというのだ。
これは、縦10キロ、横100キロの範囲である。
仮に熱海にオオカミがいるとすると、新宿まで狩りにやってくる距離。
それだけ体力に優れていて、世界の生物で最も体力がある動物といわれているのだとか。
そして、1つの群れでそれだけの範囲で狩りを行うので、費用対効果も凄い。
事実、北米でこれを行っているところがあるのだそう。
それが、イエローストーン国立公園。
世界的に有名な公園で、広さが約9000平方キロメートルもある。
その公園では、ヘラジカというシカが溢れ、自然に大きな影響を及ぼしたのだ。
そして、実験的に、ハイイロオオカミを14頭放してみた結果。
なんと、たった数年でヘラジカが半分になってしまったというのだ。
その結果、荒れ果てていた草木が元に戻り、その他の生物も増え始めたのだそう。
しかし、ここでふと疑問が浮かぶ。
今度は、オオカミが増えすぎて困るのではないか、と。
それだけのヘラジカを食べるのだから、今度はオオカミが増えすぎて、生態系を壊すのではないか、ということ。
これに関しては、問題はないそうだ。
というのも、元々大量にいたヘラジカが減ったことにより、今度はオオカミ自身の食糧が不足し、結果として、絶妙なバランスで生態系が保たれているというのだ。
自然の破壊が問題となっている日本。
今後、もしかしたら、同じようなことが実験として実施されるかもしれない。
信じるか信じないかは、あなた次第です。