やりすぎコージー都市伝説2014冬でTKO木本が語った都市伝説。
日本には数多くのパワースポットが存在する。
触ると良いとされる石であったり、訪れるだけで効果のある神社であったり、その効果や方法は様々だ。
そんな中、芸人の中で最も有名なパワースポットが存在するという。
そのパワースポットというのが、知る人ぞ知る「森脇健児宅」なのだとか。
この噂が広まるようになったのが、同じ事務所で後輩の「安田大サーカス」の団長が売れたことだと言われている。
森脇健児は、年末になると、後輩芸人を大勢呼んで大掃除をするのだという。
普段から森脇健児にお世話になっている後輩芸人は、積極的にこの大掃除に参加し、一生懸命掃除するのだとか。
その時に、団長が掃除していた場所こそが「パワースポット」なのだ。
それが、森脇健児宅の”雨どい”とのこと。
この雨どいを掃除した芸人は、翌年必ず売れると言われているのだ。
団長は、雨どいを掃除した翌年に爆発的にヒットし、一躍人気芸人として知られるように。
それまでは泣かず飛ばずで、一切売れていなかったのだが、この大掃除をきっかけに、ブレイクしたのだ。
森脇健児宅の雨どいに纏わる噂は、これだけではない。
今度はまた同じ事務所の後輩である「代走みつくに」が、年末の大掃除で雨どいを掃除したところ、これまた翌年から仕事が激増。
ローカル番組ではあるが、レギュラー番組が11本まで増えたのだ。
代走みつくにもまた、団長と同じように、それまでは一切泣かず飛ばずで、人気はおろか知名度すらなかった。
この時を境に、森脇健児宅の雨どいパワースポット説は有名に。
その噂を聞きつけた「梅小鉢」という女芸人が、ぜひ雨どいを掃除させて欲しいと、申し出たのだ。
当時の梅小鉢はオーディションにも一切呼ばれず、ほとんど知られていない芸人であった。
さすがに、この2人はきついか?という話になっていたのだが、なんとその翌年に「とんねるず」がMCを勤めている「細かすぎて伝わらないものまね選手権」で、菅野美穂のものまねで大ウケ。
オンエアの翌日から仕事が大量に舞い込んで、いまでは知らない人の方が少ない人気芸人へと成り上がったのだ。
この一連の流れにより、森脇健児宅の雨どいは、ますます芸人の中で話題となった。
そんな中、ある1組のお笑いコンビが、今度は雨どいを掃除させて欲しいと願い出たのだ。
それが「チキチキジョニー」である。
彼女らが掃除を申し出たのには大きな理由があった。
というのも、彼女らは事務所から「解雇」を言い渡されており、もはや首の皮1枚の状態だったのだ。
このままではマジでやばいということになり、森脇健児宅の雨どいの掃除を申し出たのである。
彼女らにとっては、これが最後のチャンスであり、藁にもすがる思いで、森脇健児宅の雨どいをピッカピカに磨いたのだ。
するとなんと、その翌年の「THE MANZAI」で決勝までいき、解雇の取り消しはもちろんのこと、いまでは大阪の劇場のメインを務めるまでになったという。
こうなると、もはや取り合いである。
この噂を聞きつけた芸人が、次から次へとあの”雨どい”を掃除させて欲しいと森脇健児に頼み込んだという。
そして、一昨年の森脇健児宅の大掃除イベントには、過去最高の数の芸人が訪れたのだ。
しかし、そこにはすでに雨どいを掃除する一人の人物がいた。
それが、森脇健児本人である。
今までは後輩芸人にやらせていたところを、その年は本人がピカピカに掃除したのだ。
それが功を奏したのか、昨年はテレビ番組に出演する機会も多く、過去の栄光を取り戻す勢いで仕事が舞い込んでいるのだとか。
これを目の当たりにした、パワースポットの発端ともなった安田大サーカスの団長が「もう1度だけ!もう1度だけ掃除させて下さい!」と、直談判をしたのだ。
1度は人気に火が付いた団長であったが、その後は下降するばかりで、もう1度再起をかけた渾身のお願いであった。
その言葉を聞いた森脇健児は「何を言うとんや。自分の家は自分で掃除するもんやろ。」と言ったという。
これを機に、森脇健児宅の大晦日の大掃除イベントは幕を閉じた。
今後は毎年、本人で掃除するらしく、2015年の森脇健児の活躍に注目したいところである。
最後は芸人らしく”笑い”にもっていった感じで終わったが、このパワースポットの効果はどう考えてもやばい。
芸人にとってみれば、こんな魅力的なパワースポットはないだろう。
今でも申し込みが後を絶たないらしく、芸人の中では神格化されつつある。
もし売れずに悩んでいる若手芸人がいたら、森脇健児宅の雨どいを掃除してみたらどうだろうか?
まぁ、掃除させてくれるかは分からないが。
こんな風に、時として「おまじない」や「願掛け」の類は、計り知れない効果を発揮することがある。
ある種「魔力」や「オカルト」のようなものではあるが、思い込みの力というのは凄まじいのだ。
実は過去に「思い込みで人は死ぬのか?」という、とんでもなく恐ろしい実験が行われていたことがあることをご存知だろうか?
これは、思い込みがもたらす人体への影響を調べるために行われた実験なのだが、その実験台にされたのが、なんと「死刑囚」なのだ。
その実験内容というのも、これまた凄まじく、かなり恐ろしいものであった。
それがこちら。