1997年から少年ジャンプで連載が開始され、今やジャンプを代表する作品にまで成長した「ワンピース」。
気付けば、ジャンプ漫画の中でも長寿作品と化し、もはや終わりが見えない状態に突入していると言っても言い過ぎではない。
ネット上では多くの「ワンピース最終回予想・考察」なるものが溢れかえっているが、一説には「最終回は既に決まっている」という都市伝説も存在する。
読者が予想した最終回は大きく分けて3つのパターンである。
ベタなハッピーエンド
良くも悪くも、一番被害が少なくすむのがこのパターンだ。
麦わらの一味には、それぞれ異なる「夢」や「野望」が存在する。
- ルフィ・・・海賊王
- ゾロ・・・世界一の剣豪
- ナミ・・・世界地図の作成
- サンジ・・・オールブルーでレストラン開店
- ウソップ・・・海賊団の船長
- チョッパー・・・世界一の医者
- フランキー・・・伝説の船を作成
- ロビン・・・空白の100年の謎解き
- ブルック・・・音楽家になってラブーンと再会
かなり乱暴だが、一味の各々の夢や野望はこういった感じである。
これら全てが叶い、めでたしめでたしというのが、ベタではあるが誰も傷つかずにすむ最終回であることは間違いない。
少年ジャンプとしても、これが1番良い落としどころであると予想され、ワンピースの最終回候補No1はこのパターンであった。
ウソップの回想
ウソップと言えば、その界隈では「ホラ吹き」として有名である。
作中にも「おれは船長だ!」「俺の親父は伝説の海賊だ!※これは実は本当w」などといった話を周りに、それこそ鼻高々に語るシーンが描かれており、馬鹿にされていた経緯がある。
そんなウソップが村に帰り、これまでの旅の話を周りに語り「ウソつき!ウソつき!」と馬鹿にされるが、実は全て真実で、周りを驚かして終わり、という実に綺麗なオチも、最終回の有力候補として語られている。
最低最悪の夢オチ
ほぼ100%ないと断言できるが、万が一にもあったら最悪なパターンがこの「夢オチ」。
これまでの出来事は全てルフィの夢で、マキノに起こされたルフィが一言「いやぁーリアルだったなぁー!」で終わるという、泣く子も黙る鬼のような最終回である。
これに関してはほとんどネタのようなもので、読者もまさかこれが最終回などとは本気では思っていないだろう。
さて、ここまで読者が予想したワンピースの最終回をご紹介してきたが、本当の最終回とはどんなものになるのか?
果たして、読者の予想は的中しているのか?
ワンピースの最終回とは?
実は、ワンピースの最終回は既に決まっているという都市伝説が存在する。
その最終回というのがどうやら・・・
「次の世代に託して終わり」
という、どこかで見たことのあるような内容である。
ルフィの海賊王という野望は果たされ、世界の謎は明らかになり、世界政府や天竜人といった権力者は力を失い、新たな時代へと突入するが、その時代もまた混沌としており、第二のルフィが誕生する。
そして、その少年こそが「ルフィの子供」だったのだ。
・・・
ん?これNARUTOじゃね?
ジャンプ作品の傾向として「大ヒット作品はしつこく続ける」というのがあるのはご存知だろうか。
例えば、ドラゴンボール。
主人公を悟空から悟飯へと入れ替え、上手くその場を取り繕っていた。
そして、NARUTOである。
ナルトの息子「ボルト」へとバトンタッチし、今なお継続して連載中である。
こんな風に、大ヒット作品は「簡単に手放さない」というジャンプの悪しき風習が、ワンピースにまで波及したというのが、事の真相なのだ。
もちろんあくまで都市伝説ではあるが、どうやら既にプロットが集英社に存在し、次の作者への引継ぎも済んでいるという。
どこまで本当かは分からないが、過去のヒット作が総じてこういった結末になっているのを考えると、決して無い話ではないと感じるのは私だけではないだろう。
しかし、あまり安易な選択をして、読者を幻滅させるのだけはやめてもらいたい。
というのも、過去にNARUTOのあるシーンに絶望した少年が、飛び降りて亡くなったという事件が存在するのだ。