「都市伝説」アニメムーミンは核戦争後の世界？放射能により最後は皆が死ぬ？

日本でも親しみのあるアニメ「ムーミン」

日本ではアニメの認識が強い同作ですが、
元々は、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの書いた小説
「ムーミン」が原作です。

それを、弟のラルフ・ヤンセンが漫画化。

そんな、日本では心温まるアニメとしての認識が強いムーミンですが、
実は、その裏には恐ろしい都市伝説が噂されています。

ムーミンの世界は一見すると、
ムーミンが生まれたフィンランド、
北欧をイメージさせる描写に思えるが、
都市伝説ではそうではないというのだ。

あそこで描かれている世界は、
自然豊かな北欧の山々なんかではなく、
「核戦争で大多数の人間が滅びた後の世界」と言われている。

さながら第三次世界大戦のような惨事が起き、
ほとんどの人間が滅んだ後だというのだ。

そして、ムーミンはその放射能の影響で、
突然変異を起こしたカバなのだそう。

これには別の説もあり、
それが、放射能の影響で、肌がただれた人間という説。

ムーミンはカバではなく、
元々は人間であり、放射能の影響で、
あの見た目になってしまったのだと。

しかし、アニメムーミンには、
少ないながらも”人”と思われる存在が登場する。

それが、スナフキンとミイ。

いつも旅に出ているスナフキンと、
少しひねくれた性格のミイ。

この二人にも上記内容に関連した都市伝説が存在する。

まずはスナフキン。

スナフキンは、都市伝説によると、
元軍人であると言われている。

そして、彼が旅を続けている理由は、
彼が所属していた部隊の仲間の生き残りを探しているからなのだそう。

しかし、賢いスナフキンは、
もう既に仲間がこの世に存在していないことぐらいは分かっている。

だから、彼がやっていることは、
あくまでも亡くなってしまった仲間の供養なのだとか。

そして、そんな境遇であるが故に、
彼は哲学的な思考や心の奥に刺さるような発言が、
多くなっていると言われている。

ちなみに、スナフキンには、こんな別の説もある。

それが、神が遣わした世界の傍観者という説。

彼は世界にただ一人の生き残りであり、
滅びゆく世界の行く末を見守る存在として、
神から遣わされたというのだ。

どちらにしても、
彼は重いものを背負って生きていることが分かる。

続いてミイについて。

ミイについて原作の内容から分かっていることは、
ミムラ一族であり、ミムラ夫人の20番目の娘ということ。

そしてこのミイという名前には、
「一番小さい」という意味が込められているのだが、
体が育たなかったからミイと呼ばれ続けている。

この二つは原作から判明している事実です。

では、なぜミイは体が育たなかったのか？
これについて、先ほどと同じように、
核戦争が影響しているというのだ。

まず、都市伝説によると、
ミイは見た目とは違い相当に年を取っているそう。

しかし、核戦争によって、
目の前で両親が死ぬのを見てしまい、
そのショックで体が育たなかったというのだ。

彼女の少しひねくれた性格や、
その風貌にはそういった背景があるのだとか。

更に、ムーミンの最終回に関して、恐ろしい都市伝説が存在します。

原作に書かれているムーミンの最終回は、
最後ムーミン谷に冬が訪れてムーミンたちが
冬眠をしてエンディングを迎える。

しかし、都市伝説では、
放射能による影響で、急激な気温変化が起き、
その結果、地球上にいる全ての生物が死滅したのだと言われています。

最初から最後まで、核戦争の影響と
ムーミンを結び付けているこの都市伝説。

一体、なぜこんな噂が立ったのだろうか？

これに関しては、諸説あるらしいのですが、
その中でも有力な説が、原作とアニメのギャップによるもの。

上述したようにこのアニメムーミンは、
元々小説であったものが漫画化されたものです。

しかも、その内容は、割と重めで、
哲学的な内容になっています。

しかし、日本で放送された際には、
その原作にアットホームな要素が加えられました。

恐らく、アニメ化に際して、
重い内容は相応しくないと判断したのでしょう。

その原作とのギャップによって、
この都市伝説が生まれたのではないか？という訳です。

それに加え、アニメなどでは度々、
放射能や核爆発を皮肉ったモノがあります。

例えば、ゴジラ。

⇒ゴジラはアメリカの水爆実験批判のために作られた？

元々北欧は、自然に対する意識が高い傾向にあり、
このムーミンにも、そういった内容が込められているのでは？と、
深読みしたファンによって生み出されたのかもしれませんね。