毎年のように、夏になると、何年振りに最高気温が更新されただの、異常気象だのと叫びたてるメディア。そんな中2017年の今年は、深刻な水不足が問題であると連日のように報道されている。実は、その裏側では、国民を洗脳するメディアの常套手段が横行している。
日本は豊かな国になったので、我々国民は、普段から「水」という資源を貴重だと感じることが少なくなった。
しかし、実際には、水と言うのは非常に貴重な資源であり、人間の生命維持に欠かせないものである。「水」を巡って紛争や戦争になることもあるほどだ。
そんな水だが、2017年の今年は、梅雨の時期に想定されていたよりも降水量が少なく、深刻な水不足になっていると、連日のようにメディアで報道されている。
確かに、これは一部事実である。
というよりも、これは何も日本に限った話ではなく、今世界では水不足というのが深刻な問題になっていて、水不足になると、飲み水や生活用水だけでなく、作物や事業にも影響が及ぶ。
なので、正しい情報が報道されることは重要である。
しかし、その裏側で、メディアの常套句とも言える、国民の洗脳が行われていることもまた事実なのだ。
その方法が主に2つ。
一つが、真実の中に一部、「嘘」や「誇大表現」を混ぜる方法。
これには実例があり、過去、東京の水不足が大きく報道されたが、実際には毎年のように起こる、ある意味当たり前の現状であったことがある。
そしてもう一つ。
実はこれがかなり厄介な問題で、大多数の国民が洗脳されていることでもある。
それが、専門的な知識のない人に分かりにくい表現をすること。
例えば、テレビで水不足の報道がされる際「取水制限」や「ダムの貯水量」などと言った言葉が出てくるが、一般の人が聞いても、それがどう問題なのか、というのが分かりにくい。
その結果どうなるのかというと…「水不足」である、ということだけが、国民の頭に残るのだ。
別に良いんじゃない?と思うかもしれないが、メディアの狙いが正にそこにある。
どういうことかというと、なんとなく水不足であるということだけを国民の意識に埋め込むことが出来ると、ダムの建設を含む公共事業の重要性をあれこれ説かなくても、水不足だから仕方ないか、と都合よく解釈してくれるようになるのだ。
これがメディアの一番の狙いである。
メディアにとってのお得意様は、視聴者ではない。
自分たちにお金(広告料)を支払ってくれる、大企業なのだ。
こういった例は、水不足に限った話ではなく、ありとあらゆるところに存在していて、注意深く意識して報道を聞かないと、簡単に思い込まされてしまう。
例えば、熱中症。
毎年、夏になると熱中症が問題になるが、それについてもメディアが好き勝手自分たちの都合の良い報道をしている。
具体的な内容については、下記記事を見てもらいたいが、
⇒ メディアで報道される熱中症の嘘!!水を飲んでも意味がない!?
メディアというのは、所詮そんなもので、国民の命や健康、生活などどうでもよくて、自分たちの懐事情が最優先なのだ。