現在も少年サンデーで連載中の漫画「名探偵コナン」
1994年から連載が始まり、既に700話を超えた漫画の中でもかなりの長編物である。
そんな名探偵コナンに今、ある都市伝説が囁かれている。
それが「サザエさん時空」だ。
このサザエさん時空現象とは一体なんなのか?
この「サザエさん時空」とは名前の通り、アニメ「サザエさん」に由来する。
簡単に言うと「いつまで経っても年を取らない現象」という意味だ。
ご存知の通り、サザエさんに登場するキャラクターは誰1人として年を取っていない。
つまり、長い年月を同じ年齢で過ごし、ぐるぐるしている状態なのだ。
これを世間では「サザエさん時空」と呼んでいる。
実は、この現象は名探偵コナンにも見られるのだ。
というのも、工藤新一が薬を飲んで小さくなってから現在まで、物語の中では「半年しか経っていない」のである。
既に700話を超えているということは、少なくとも700件ほどの事件が発生していることになるが、物語の中では半年間の出来事なのだ。
最低でも1日1件ペースで事件が発生していると仮定すると、2年近くは経っていないとおかしい。
仮に半年という期間での出来事だとすると、1日3.8件のペースで事件が発生している計算になる。
多くの読者は気付いていないが、とんでもないペースで事件に遭遇し、尋常ではないスピードで解決している漫画なのだ。
こういった時系列に関係なく物語が進行する現象を「サザエさん時空」と呼ぶわけだ。
他にも、ドラゴンボールに登場する「精神と時の部屋」から取って「精神と時の部屋現象」と呼ばれることもある。
ドラゴンボールに登場する「精神と時の部屋」というのは、現実世界の時間軸と全く異なった異次元の空間であり、現実世界の1時間が約1年分に相当すると言われている。
こんな風に、明らかにおかしい時系列で進行する漫画は決して珍しくない。
同じ推理漫画の「金田一少年の事件簿」もサザエさん時空の漫画の1つだ。
いつまで経っても高校生で、いつまで経っても美幸との仲は進展しない、同じところをぐるぐるしている漫画なのだ。
金田一少年の事件簿の話題になったついでに、1つ面白い都市伝説を紹介しよう。
実は、金田一少年の事件簿の主人公である「金田一一」は金田一耕助の孫ではないらしい。
えっ?と思われるかもしれないが、金田一耕助とは一切関係ないのだ。
作中では「あの金田一耕助の孫だと?」なんてフレーズも飛び交っていたが、ある事情によりこれはNGとされた。
そのある事情というのがこちら。