やりすぎコージー都市伝説2013冬、麒麟の川島が語った都市伝説「やなせたかし先生と手塚治虫先生の秘話」
その都市伝説について、紹介します。
芸人麒麟が、大きな舞台で単独ライブをすることに。
その際、お客さんを多く呼びたいということで、ポスターの作成をすることに。
出来れば、著名な先生に書いて欲しいと思った川島は、有名な漫画の先生方に直談判をしたそう。
しかし、ほとんどの漫画家に、門前払いにあってしまう。
そんな時、ある漫画家の受付の人が、麒麟を応援してくれているということで、先生に取り合ってくれるとのこと。
その漫画家というのが「やなせたかし先生」
アンパンマンの作者の方だ。
その先生は、あまりテレビを観ないらしく、麒麟という芸人を知らなかったというのだ。
知らない芸人さんの絵を描くと言うのも気が引けるので、断ろうと思ったのだという。
しかし、その時たまたま、先生の後ろのテレビ番組で麒麟が出ていたのだとか。
そして、その頑張っている姿を見て、やってみようかな、という気になったそう。
しかし、そこをすんなり受けるのではなく、麒麟二人の気持ちが知りたい、と。
だから、二人の気持ちを手紙にして欲しいと。
その気持ちに感銘を受けたら、君たちのポスターを描くよ。
そう言われたのだという。
そして、麒麟の二人は、本当の想いをありったけ書いたというのだ。
すると数日後。
やなせたかし先生から、大きな封筒が届く。
封を開けると、そこにはポスターが入っていた。
そんなやなせたかし先生にまつわる話。
元々やなせたかし先生は、アンパンマンを描く前。
全く売れていなかったそうなのだ。
仕事を選んでいられる状況でもなく、必死だった。
そんな時、ある人から電話がかかってくる。
その人というのが、手塚治虫先生。
特別仲が良かった訳でもないのに、急に電話がかかって来たというのだ。
その内容というのが。
手塚治虫が今度描くアニメ「千夜一夜物語」。
そのイラストをやなせたかし先生に描いて欲しいというのだ。
そして快諾したやなせたかし先生は、そのイラストを描いた。
結果、この「千夜一夜物語」は大ヒット作になる。
そのお礼をしたいという手塚治虫先生。
そして食事に行くことに。
そこで手塚先生はやなせたかし先生にこう切り出した。
「今度はあなた自身で、アニメを描いてみては如何ですか」と。
しかし、やなせたかし先生にはお金がなかった。
その旨を伝えると、手塚先生はこう言った。
「分かりました。それでは、私の方から制作会社に話をしておくので、必要な製作費を伝えておいてください。私の方で製作費を捻出しておきますから。」と。
そして、やなせたかし先生は「優しいライオン」という作品を作る。
これは子供向けの作品であり、このことから、やなせたかし先生は、自分が子供向けアニメに向いているのかもしれないと感じるように。
そして、その3年後に生まれたのが今や国民的アニメとなった「それ行け!アンパンマン」なのだという。
アンパンマンと言えば、自分の顔をだべさせるという自己犠牲をも厭わない正義のヒーローだが、その在り方は、手塚治虫先生から受けた恩が元となっているのではないか、というのだ。
これに関しては、別の説もある。
その説というのが、こちらの記事で書いた内容・・・
いずれにしろ、手塚治虫先生がいたからこそ、やなせたかし先生は大成することが出来たのだろう。
信じるか信じないかは、あなた次第です。