訴訟問題が公になり、ネットで話題になっている漫画ハイスコアガール。
スクエアーエニックスが出版元となっている雑誌で連載されていたこの漫画は、作中に、他社のゲームが登場するのだが、なんと、その許可を取っていなかったというのだ。
そして、SNKプレイモアから著作権侵害により訴えを起こされていた。
と、ここまでは周知の事実であると思うが、問題は他にもあった。
それが、漫画「ハイスコアガール」の作中に登場する、SNKプレイモア以外のあるメーカーとの著作権問題。
それが、セガ。
同作には、SNKプレイモア以外のメーカーのゲームも登場するのだが、その一つがセガである。
セガの代表的なゲームである「バーチャファイター」が作中には登場するのだが、なんと、最初の段階ではセガに許可を取っていなかったというのだ。
セガに許可を取らず、無断で作中に引用。
そして、事後報告という形で、セガに許可を取ったのだとか。
一応、セガからの許可は得たと言われているのだが、セガ側は、その不適切な対応に、厳重注意という形で抗議し、その上で使用を許可していると言われている。
そして、漫画「ハイスコアガール」が抱えている問題はこれだけではない。
単行本として発表した際、単行本内に引用した企業の企業名と共にスペシャルサンクスの表記がされているのだが、この著作権を保有している企業として挙げている企業の中に、既に倒産している企業があり、現在別の企業に著作権が移っているものもあるのだとか。
当然、全てがそういった問題を抱えている訳ではなく、きちんと使用許可を受けたうえで利用しているものもあるが、それにしてもずさんだということで、ネット上では疑問視されている声が多い。
ちなみに、制作物を扱う漫画において、著作権問題は色んな形で発生する。
例えば、有名なミステリー漫画である金田一少年の事件簿。
あの漫画は、過去にある著作権問題を抱え、そのせいで、漫画の中核をなすフレーズが変更されるという事態にまでなった。
その内容がこちら。