2014年、夏ドラマとして人気を博した「昼顔」。
初回で10%超えを記録すると、そこから視聴率を落とすことなく、最終回では、なんと15%を超えた。
この数字は、2014年夏ドラマにおいて、唯一視聴率20%を超えたHEROに次ぐ数字だ。
しかし、一つ解せないのが、なぜこれほどまで人気が出たのか、ということ。
こう言ってはなんだが、ドラマ昼顔は、ハッキリ言って、とても一般向けに人気が出るとは思えないテーマを扱っている。
それが、「不倫」だ。
不倫は文化という謎な言葉が流行った一昔前ならつゆ知らず、「悟り世代」なんて言葉が存在する現代である。
これに関して、ある理由が噂されている。
それが、オタクにとっての二次元アニメと同じような効果を30代以降の女性に与えているというもの。
不倫というのは、現実社会では当たり前だが、タブーだ。
今の時代の女性は、色々とリスクの高い不倫を現実社会でやるほどの度胸も覚悟もない。
しかし、心の底では、そういった情緒的な恋愛をしてみたいと思っている人も多いのだそう。
そこで、女性たちは、ドラマ昼顔で現実社会で無理な不倫を疑似体験しているのだという。
上戸彩や吉瀬美智子に自分を重ね合わせ、いけないことをしていると知りつつも、感情に任せて不倫をする、そういったドキドキを味わっているのだ。
実際に、ドラマ昼顔を見ている人は、ほぼ女性だそうだ。
現実に不倫が流行らないことを願うばかりだ。