名探偵コナンに登場する謎のキャラと言えば「灰原哀」
元々は黒ずくめの組織で働いていたという謎な経歴を持つが、いまではコナンとほぼマブである。
しかし、時折見せる冷めた表情には何かを感じずにはいられない。
今回はそんな謎だらけの女”灰原哀”の正体に迫る。
前述した通り、灰原は元黒の組織の一員で、その時のコードネームは「シェリー」である。
組織内では科学者として活動していたが、組織の手で殺害された「姉」の存在や、開発中の毒薬を組織が人体実験に使い始めたのをきっかけに、組織に反抗するようになった。
そして、科学者という立場を利用し「開発中止」という手段を用いて、組織に抵抗していたが、あえなく組織にガス室に閉じ込められてしまう。
「このままでは姉と同じように自分も殺される」と感じた灰原は、自ら開発した毒薬を飲み、工藤と同じように子供化したあと、ダストシュートから脱出。
その後、同じように子供化した工藤を頼り、工藤の家に向かうが、途中で力尽き倒れていたところを阿笠博士に保護された。
これが、工藤新一と灰原哀の出会いである。
今では、工藤の次に頭のキレるキャラとして地位を確立している。
最近では、少しづつ心を開くようにもなり、そのギャップによりファンの心を鷲掴みにしているとのこと。
普段は冷静沈着で冷徹な彼女だが、時折頬を赤らめ女らしさを見せる。
世の男から人気が出るのも分からないでもない。
そしてこれは作者自ら明かしたのだが、実はこの灰原哀にはモデルとなった人物が存在する。
物語では「女探偵のV・I・ウォーショースキーの“I”」と書かれているが、これを作者自ら否定し、本当は「アイリーン・アドラーの”アイ”」だと語っている。
このアイリーン・アドラーとは、シャーロック・ホームズを負かした唯一の女であり、かなりの切れ者で有名だ。
これは、作者と大のコナン好きである俳優「佐藤健」が対談した時に初めて明かした裏話であり、これを聞いた佐藤健はかなりビックリした様子だった。
佐藤健はコナンの中でも特に灰原哀が好きなようで、本人も「僕、灰原が好きなんです。マジで相当好き。科学者でかっこいいし。」と語っている。
この発言だけ見ると、彼はマジで灰原にゾッコンのようだ。
佐藤健はこんなことも話している。
「最初は敵か味方かわからない存在でしたよね。でも、ついに心を開いたなっていう瞬間があるんです。蘭が作ったおかゆを食べて、「あち…」って言う(41巻【トイレに隠した秘密】)。そこでグッと心をつかまれました。灰原は、絶対にコナンのこと好きだと思うんです。でも、複雑な事情を知っているから彼女からはアクションを起こせない。そんなところがほっとけないです。アニメの灰原役の林原めぐみさんも好きで。素敵な声ですよね。」
ゾッコンを通り越してメロメロである。
ぶっちゃけ少しコナンに嫉妬しているようにも思える・・・
この発言を聞いた作者の青山は「佐藤さんへのスペシャルプレゼントです♪」と、前述した灰原のモデルとなった本当の人物を明かしたのだ。
作者自身が、自分の作品の裏設定などを明かすのはかなりレアだが、過去にも青山はこんな発言をして話題を呼んでいる。
「阿笠博士は黒幕ではないですよ(笑)」
これは言っちゃダメでしょ。
ユーザーの間では、阿笠博士黒幕説が確立していたため、ちょっとしたパニックまで起きた。
じゃあ一体誰が黒幕なんだ?って話だが、これについては別記事で詳しく解説してるのでそちらで。
私はシェリーの方がいいけどね