ディズニーランドと言えば、世の中にあるものの中で、最も人気があると言われているテーマパークだ。
さすがに、それに異論はないと思うが、どうしてここまで人気になったのか。
その疑問に対する答えになる、ディズニーの巧みな心理術に関する都市伝説を紹介しよう。
ディズニーランドには、来園者が、楽しむための仕掛けが多数施されている。
もう少し正確にいうと、非日常を体験してもらうための仕掛けだ。
まず、ディズニーランドに電車で行くには、「舞浜駅」という駅で降りるのが一番近い。
そして、この駅のホームに、早速仕掛けが。
それが、ディズニーの楽曲。
舞浜駅では、電車の発車メロディにディズニーの楽曲を採用しているのだ。
これが、ディズニーランドに行く人の気持ちを高ぶらせて、
「とうとう、私はディズニーランドに来たんだ。ゴクリ」
と、否が応でもテンションを上げさせられる。
ちなみに、この舞浜駅(まいはまえき)というのは、ディズニーランドのために出来た駅だ。
元々あった訳ではなく、ディズニーランドが出来た時に、一緒に作られた。
ではなぜ、「ディズニーランド」という言葉が入っていないのだろうか。
実は、元々は、「東京ディズニーランド前駅」という名前にする予定だったそう。
しかし、それをディズニーランド側に断られてしまったというのだ。
その理由が、ディズニーランドの管理外の場所でディズニーランドという名前を使い、万が一にも、夢の国に相応しくない状況(例えば、駅が汚れている等)になった場合、ディズニーランドの世界観を壊す恐れがあると考えたのだとか。
更に、この「舞浜(まいはま)」という名前にも意味がある。
元々、そういう地域があった訳ではなく、東京ディズニーランドに合わせて生まれた地名。
その地名の由来が、マイアミなのだとか。
この地名を元にした理由が、アメリカにあるディズニーランドがある地域を参考にしたと言われている。
アメリカにあるディズニーランドは、フロリダ州にある。
そのフロリダには、マイアミビーチという有名なビーチが。
このことから、外国人にとっても、マイハマという発音は馴染みやすいのではないか、と考えられたのだとか。
さて…話を戻そう。
東京ディズニーランドの最寄り駅である舞浜駅を出た先にも仕掛けが用意されている。
それが、大きく迂回する道だ。
東京ディズニーランドのために作られた駅なのに、駅を出ても、ディズニーランドの入口まで、なぜか時間にして5分~10分程度、歩く必要がある。
しかも、意図的に、迂回させられるように道が出来ているのだ。
これにも勿論、理由があるのだとか。
その理由が、更なる期待感の向上。
あえて、5分~10分間歩かせることで、期待感を感じるようにさせているのだ。
音楽でも、いきなりサビに入っても拍子抜けするだろう。
そのサビに向かうまでのメロディがあって、サビが活きてくる。
この例えが良いかは分からないが(笑)
更に、入口までの最後の道。
ここが、少しだけ下り坂になっている。
これにも理由がある。
あえて、平坦な道ではなく、少し下り坂にすることで、知らず知らずに早足にさせることで、
「あれ?私…少しだけ早足になってない?やっぱり、知らず知らずの内に楽しみにしてたんだ!」
と言った具合に、その人の中で、更に期待感が増すのだ。
これは逆の意味もあり、帰りの場合は、むしろ上り坂になっている。
すると、ディズニーランドという夢の国から現実に戻る足取りが重くなる。
結果、ディズニーランドでのひと時が、楽しい時間であったことをより強く感じるようになっているのだ。
ここまではディズニーランドに向かうまでの話だが、ディズニーランド内部にも勿論仕掛けがある。
その仕掛けが、ワールドバザールを抜けるまでの道。
実は、ワールドバザールを抜ける道は、徐々に狭くなっている。
これにはある理由があり、それが、赤ちゃんが母親のお腹を出てくる時の状況を疑似体験させるためだと言われている。
母親のお腹の中と、外の世界。
人生で最も、違う世界に飛び出すその瞬間を、無意識に疑似体験させることで、より、夢の国にコミットしてもらうことが出来るのだ。
と、こんな風に、ディズニーランドには、来園してくるゲストに夢の国として楽しんでもらうために、多数の仕掛けが施されている…という都市伝説がある。
実際に、狙ってやっているのか、たまたまなのか、真相は不明だが、強いこだわりのあるディズニーなら、考えていそうな気もする。
それにしても、物凄い作り込みだが、実は、この作り込みが、裏目に出たことがあるというのを知っているだろうか。
過去、あまりにも世界観を徹底しようとする余り、”ある”処置を取っていたことがあるのだが、その後、大きく方針を転換させられることになった。
そのある処置というのが…
コメント
よくわかりました デイズニ て、すごいですな