奇天烈な展開を繰り広げることで有名なアニメ「チャージマン研」
視聴者も全く想像出来ない展開で、色んな意味で話題になったアニメだ。
そのアニメの中でも、最もぶっ飛んだ展開として話題を呼んだ回があるのだが、その時の主人公の行動が物議を醸した。
アニメ「チャージマン研」は、見た感じは、ガッチャマンと非常に似ているタッチである。
その内容は、パッと聞いただけでは、如何にも普通のヒーロー物のような感じで、1970年代にTBSで放送されていたアニメなので、作品自体は非常に古い。
しかし、その表向きの内容とは打って変わり、非常に風変わりな作品になっている。
特にヤバかったのが、とある回での主人公の行動。
その回の内容はこうだ。
ある日、科学者が宇宙人に捕まってしまう。
そして、頭の中に、爆弾が埋め込まれる。
宇宙人の狙いは、世界中の科学者が集まる場で、その爆弾を作動させることであった。
しかし、その狙いを知った主人公は、自ら飛行船を操縦し、科学者を助け出す。
ここまでは、至って普通のヒーロー物と言った感じ。
しかし、問題はここからだ。
科学者奪還に成功した主人公であったが、その後、宇宙人に見つかり、追手がやって来る。
そして、その追手に追いつかれ、主人公は、絶体絶命のピンチ。
その極限の状態で主人公が驚愕の行動に出る。
…なんと、頭に爆弾を詰め込まれた科学者を外に放り出し、敵の戦艦にぶち当てて爆発させたのだ。
しかも、この行動。
科学者が志願した訳ではなく、主人公の独断で、勝手に科学者を外に放り出したのだ。
助けに行った科学者を放り出すとは何事か、と思うが、被害を最小に留めるという意味では、非常に合理的…なのか。
子供に夢を与えるヒーロー物としては最低最悪だが、リスクとリターンを瞬時に判断出来る主人公は、リーダー向きな性格とも言える。
ちなみに、ヒーロー物で、ぶっ飛んだ作品と言えば。
有名なもので、「ラッキーマン」という漫画がある。
この漫画も中々に意味不明で、実力も何もない主人公が、ただラッキーだけで敵を倒すという、ハチャメチャな作品。
そして、それ以上にハチャメチャなのが、そのラッキーマンを描いた作者に語られている都市伝説だ。
ラッキーマンを見たことがあるなら分かると思うが、この作品…とにかく絵がヘタクソなのだ(笑)
そして、そのせいで、作者は、不遇の時代を長く過ごすことになる。
…が、ある時、ビックリ仰天な方法で、この作者は、歴史的大ヒット漫画を世に出すのだ。
その漫画というのが…