赤塚不二夫先生の代名詞と言えば、ギャグ漫画である。
一風変わった笑いで、日本中を笑顔にし、日本のギャグ漫画の礎を築いたと言っても良い人物である。
そんな赤塚先生だが、過去にキャスターという漫画を描いたことがある。
だが、この漫画。
たった2話でお蔵入りとなってしまった、問題作なのだ。
問題作となった漫画「キャスター」は、雑誌、ポップコーンで連載されていた。
話のあらすじとしては、ニュースキャスターが、色々な場所に出向き、突撃レポ-トをするという、ギャグ漫画である。
そして、問題となったのが、創刊して2話目のこと。
このニュースキャスターがレポートに訪れたのが、なんと、人肉を出す料理店。
まず、調理場に入ると、そこには、死体が大量に吊るされている。
そして、その死体を料理人の男が、チェーンソーで切り刻んでいるという、なんともグロテスクな内容。
更には、リポーターの人間も、「お尻の肉をよこせ!」と追い回される始末。
そして、出てくる料理もヤバイ。
人肉サシ、へその緒ヌードル、脳みそどんぶり、胎児ピザ、赤子の丸焼き。
完全にアウトなメニューばかりである。
この、どう考えてもアウトな内容は、当然読者から、クレームの嵐であった。
そして、回収騒ぎとなったのだが、この一連の騒動に関して、赤塚先生は、
「責任は全て、僕が取る」
といった発言を、なんと、発売前に編集部に対してしていたのだとか。
ということは、発売前から問題になることは想定していたということだ。
一体、どういった意図でこの作品を世に出したのか。
もしかしたら、一度、書いてみたいと思った内容を、批判を承知で世に出してみたかったのだろうか。
真意は不明だ。
ちなみに、赤塚先生には、その他にも多くの都市伝説的な話がある。
特に伝説として語られているのが、2億円の横領被害にあった時の話。
なんと、犯人の男を、告訴することなく許してしまったというのだ。
そして、本当に告訴しなくて良いのか、と尋ねられた際には、あの有名なフレーズを言ったとか言っていないとか。
詳細についてはこちら。
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