幼少期に、誰もが一度はハマるアニメ、アンパンマン。
実はそのアンパンマンに、
悲しい都市伝説があります。
その都市伝説というのが、
アンパンマンが作られることになった経緯です。
・アンパンマンは作者の戦争体験から生まれた?
アンパンマンの作者は「やなせたかし」先生です。
まだ記憶に新しい人も多いと思いますが、
最近、お亡くなりになられました。
そんなやなせたかし先生。
第二次世界大戦を経験されています。
その戦争体験が元となって生まれたのが、
アンパンマンなのだとか。
やなせ先生は戦地ではなく、
プロパガンダ制作として、戦争に関わっていました。
ある意味で、戦時中の国家の闇の部分を見ていた訳です。
そんな体験から、
絶対的な正義や悪といったものは存在しないと、
悟ったと言われています。
そして、その当時の正義の在り方に疑問を持ち、
やなせたかし先生自身が思い描く正義をアンパンマンに投影したのだそうです。
・自分の顔を食べさせるのはなぜか?
今でこそ見慣れたアンパンマンですが、
よくよく考えたら、ヒーローが自分の顔を食べさせる、
というのも不思議な設定ですよね。
この正義の形は、
戦時中の飢える辛さを体験した、
やなせたかし先生ならではの正義の形だと言われています。
相手を武力でコテンパンにするのでも、
悪を徹底的に叩くのでもなく、
まずは飢えている人のお腹を満たしてあげる。
それこそが、
まずは優先されることなんだ、
というメッセージが込められているのだと。
ある意味、
今の時代の人間には、
分からない世界観かもしれません。
・アンパンマンはイエスキリストがモデル?
この話は、本人が語っていた訳でもないので、
噂話の域を出ない、正に都市伝説なのですが、
やなせたかし先生は、
クリスチャンであったと言われています。
その中でも聖公会という宗派に属していたのだとか。
この話が真実だとするのなら、
アンパンマンの顔を食べさせるという設定にも納得が行きます。
イエスキリストの、
救済には自己犠牲もいとわないという正義の在り方を、
アンパンマンにも投影させているのだと。
そういうメッセージが込められているのではないでしょうか。
・アンパンマンとバイキンマンは表裏一体
上述したように、
やなせたかし先生は、自身の戦争体験で、
絶対的な正義や悪は存在しないと悟ったと言われています。
実は、その思想が、
アンパンマンの宿敵、
バイキンマンにも反映されているのだとか。
やなせたかし先生はバイキンマンのことを
「何度退治されても復活する”風邪のばい菌”のようだ」
と称されています。
これは、言葉の通り、
しぶといという意味もありますが、
もう一つの意味を持っていると言われています。
風邪のばい菌というのは確かに悪ですが、
菌というのは、乳酸菌などのように、
体に良いものもあります。
それに、体に一度菌を取り入れることで人間は、
耐性が出来るので、必ずしも、ばい菌というの悪ではないのだと。
あくまでも、正義と悪は表裏一体であり、
悪を完全に滅ぼすことが正義ではないのだという、
メッセージが込められていると言われています。
これは、アンパンマンとバイキンマンの関係そのものであり、
事実、アンパンマンは毎回バイキンマンをやっつけますが、
滅ぼそうとはしません。
・バイキンマンの生みの親はジャムおじさんは?
アンパンマンの生みの親とされているジャムおじさんですが、
実はバイキンマンの生みの親でもあるという都市伝説があります。
というのも、
パンを作るときには必ず酵母菌という菌が必要です。
そして、その菌が元になって、
バイキンマンが生まれたというのだ。
これには別の説もあって、
ジャムおじさんがアンパンマンの味方として作ったジャムパンマンが、
カビてバイキンマンになったという説です。
他にもジャムおじさんが、
実はバイキンマンを裏で操っている説など
色々な都市伝説が存在しています。
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