未確認生物の中でも、ダントツで認知度の高い「チュパカブラ」
その凶暴性や異様な見た目により、人々に恐れられてきた。
一方で、存在するはずのない生物とする学者も多く、今尚その真相については議論され続けている。
今回はそんな「チュパカブラ」に纏わる都市伝説を紹介。
●名前の由来
チュパカブラの名前の由来は「ヤギの血を吸う者」からきている。
スペイン語で「チュパ=吸う」「カブラ=ヤギ」という意味で、それがそのまま引っ付いて「チュパカブラ」になったのだ。
チュパカブラの事件の多くが「家畜のヤギの血を吸う」ものであったため、このイメージが先行し、こういった名称に至ったのである。
一昔前までは、家畜のヤギなどの血を吸うはた迷惑な生物という認識であったが、昨今では「人間も襲う」と言われており、そういった事件も世界で度々発生しているのだとか。
●身体的特徴
目撃情報などによって明らかになっているのが、次のような身体的特徴である。
・大きな牙がある
・背中には巨大なトゲ
・凄まじいジャンプ力を持っている(2~2.5メートル※推測)
・翼も生えており飛行することも可能
・全身が体毛に覆われている
・充血気味なのか常に目が赤い
・体長は90cm~2m
・二足歩行で移動することができる
・足の指は少なめの3本
・鳴き声「ルーンヤ、ルーンヤ」
身体の特徴はかなり具体的で、間近で見ないと分からないような特徴さえも明らかになっている。
一説によると、指は3本ではなく5本あったなどという話もあるようだが、正直そんなことはどうでもいい。
そんなことよりも気になるのは、実在するのかどうかである。
●目撃情報
チュパカブラが最初に目撃されたと言われているのが1995年の南米(プエルトリコ)である。
意外に思われるかもしれないが、チュパカブラの最初の発見からそれほど時間は経っていないのだ。
最近になって騒がれるようになったと言っても過言ではない。
そして、最初の目撃情報というのが「家畜のヤギの血を吸う」というもので、これにより「未確認生物の仕業ではないのか?」と言われるようになったという。
●チュパカブラは実在するのか?
ぐだぐだと前置きをしてきたが、多分気になっているのはこれかと。
結局のところ「チュパカブラは実在するのか?しないのか?」
結論から言うと、分からないというのが正直なところである。
いると言えばいるような気もするが、いないと言われればそれまで。
未確認生物など、だいたいの場合がこんなものだろう。
これまでに幾度となく、チュパカブラの有無については議論されてきたが、平行線のままだという。
しかしながら、有力とされる説もいくつかあるので、今回はそれらを紹介しよう。
●チュパカブラの正体
・チュパカブラ実在説
正体もなにも「チュパカブラは実在する」という説。
すなわち、見間違いなどではなく、チュパカブラは実在し、まだ捕獲されていないだけである、という説のことだ。
しかし、これを科学的に証明することは「至難の業」と言える。
こういった、発見されていない生物を証明することを「悪魔の証明」と言い、非常に難しいのである。
「実在する」という証明は、チュパカブラを実際に捕獲し、世界に発信することで証明できるが「実在しない」というのは証明のしようがないのだ。
悪魔の証明は結論が出にくく、議論が空転しやすいという特徴を持っているため、今後も証明されることは期待できないだろう。
・皮膚病を患った動物説
これが現在最も有力とされる説である。
特に多い意見が「コヨーテ」であるとする説。
コヨーテというのは、チュパカブラ同様に「家畜を襲う」という特性がある。
更に、皮膚病を患ったコヨーテは「見た目が大きく異なる」という特徴を持っているため、目撃した人が未確認生物であると誤解したとされる説だ。
・生物兵器説
一部の学者の間では、こちらの方が有力とされているらしい。
軍や政府(アメリカであるという論調が多数を占める)が、遺伝子操作によって生み出した「新種」の生物だとされる説。
科学の進歩に伴い、兵器のあり方も大きく変わってきている。
「ミサイル」などの分かりやすい兵器は、一般に広く認知されているが、こういった生物兵器に関する情報はあまり知られていないため、未確認生物だと誤解されたというのがこの説。
それを裏付けるかのように、こんな話まである。
チュパカブラを捕獲したという情報を軍に報告したら、そのまま何も言わず持ち去った。
これは、知られてはまずいものである可能性を示唆しているのだ。
それが「生物兵器」であると。
こんな風に、チュパカブラの正体については多くの説が混在しているため、一概にどれがとは言い難い状況なのだ。
しかしながら、これだけ度重なる目撃情報があることを踏まえると、チュパカブラかどうかは置いといて「何か」が実在するのは間違いないだろう。
実際に、過去に寄せられた目撃情報を見ると、真実味が帯びてくるだろう。
●チュパカブラの動画
この手の話に目がない私は、この記事を作成するにあたって、沢山の資料や画像に目を通してきた。
そんな中「チュパカブラを撮影した動画」という衝撃的なものがあったので、紹介しよう。
それがこちらだ。
はっきり言って、想像していたような感じではなかった(笑)
ちょっと病弱な「犬」や「コヨーテ」のような生物、という表現がしっくりくるような姿である。
もしこれが本当に「チュパカブラの正体」なのであれば、皮膚病を患ったコヨーテや野犬に、1票を投じるとしよう。
個人的な意見というか、希望としては「ぜひ実在して欲しい」というのが、私の立場である。
女性には分からないかもしれないが、こういった「解明されていない」への興味は、ある種「男の性」なのだ。
万が一にも発見された場合は、その時点で興味が薄れる可能性もあるが、未確認生物が未確認生物である以上は、このあくなき探究心は尽きることはないだろう。
そういう意味では、昨今話題の「STAP細胞問題」も、私にとっては直球ど真ん中ストレートである。
あるのか?ないのか?
こういった不毛なようで、奥深い議論は非常に興味をそそられる。
一方で、STAP細胞問題には「ある陰謀論」があるというのはご存知だろうか?
それが「STAP細胞の論文」に纏わる噂なのだが、これまた非常に面白い。
興味があればどうぞ。
チュパカブラは食肉目の新種だと思います。生物兵器説も面白いですが・・