今まで、散々議論されてきた「超能力」
現代の科学でしても、その存在の有無は未だに不明なのだが、なんと、過去に日本では、裁判所が認めた超能力者がいた。
それが、「長南年恵」(おさなみとしえ)という女性。
彼女が起こした数々の奇跡とは…。
彼女は、1863年、山形県に生を受けた。
小さい頃から数々の逸話を持っていて、一説には、女性なのに、死ぬまで、一度も生理が来なかったと言われている。
そんな彼女が有名になったのが、ある超能力。
その超能力というのが、空の瓶に、なみなみと水を汲むというもの。
当然、ただ水を汲むだけなら誰にでも出来るのだが、彼女は、何もない状態から水を注いだと言われているのだ。
そして、その水は、神の水と書いて、「神水(しんすい」と呼ばれ、その水を飲むと、みるみる元気になると言われていた。
時代が明治ということもあり、時代が科学に追いついていないだけでは、と思うかもしれないが、当時であっても、その超能力は疑われ、「詐欺罪」の可能性があるとして、何度も警察沙汰になったのだ。
つまり、当時においても、超能力に対して、公の機関は、懐疑的であったというわけである。
そしてある時。
彼女の裁判が行われた。
そこで、前代未聞の出来事が起こったのだ。
それが、裁判所での、超能力実験である。
細かいことは抜きに、本当に、蓋がしてある空の瓶に水を注ぐことが出来るのか、その一点を調べるために、裁判長は、彼女に、その超能力とやらを、目の前で見せてくれと頼んだのだ。
そして彼女は、その願いを了承した。
当然、不正があってはいけないということで、女性であったにも関わらず、全裸にさせられた。
そして、一同が息を飲む中、実験が行われ、なんと彼女は、空の瓶になみなみと水を注いでみせたのだ。
これには、裁判長も驚き、目の前で見せられては疑いようがない、ということで、長南年恵は無罪になったのだ。
そして、彼女の最期の超能力が、自分の命日の予言である。
彼女は、ある時、20日後に自分は死ぬと予言。
すると、本当に20日後に息を引き取ったのである。
そして、数え年で45歳で、この世を去ったと言われている。
と、ここまで聞いて、衝撃を受けるかもしれないが、当時の彼女の逸話は、信じられないようなことが多数あった。
まず、彼女は、ほとんど食事を取らなかったと言われている。
生水を飲み、ごく少量のサツマイモを食べていて、排泄物もほとんど出さなかったのだとか。
そして、彼女が出す神水の色はその時々で様々あったと言われ、赤、青、黄、などなど。
裁判所で実演して見せた際の神水の色は、茶褐色であったと言われている。
※番組外の話
ここからは、やりすぎコージー都市伝説とは別に、本当に長南年恵が超能力者であったのか、ということについて論じたいと思う。
まず、ここまでの話は、やりすぎコージー都市伝説で語られていた話だが、実は、長南年恵は超能力者ではない、という説も多い。
その理由に関しては多々あるのだが、この裁判に限った話をすれば、そもそも、「神水を出したから無罪になった」、といったニュアンスで番組では語られているが、実際は違っていた。
神水の有無とは関係なく、長南年恵は、証拠不十分で無罪になっていたのだ。
そして、その後に、神水の噂の真相を確かめるため、ある種のパフォーマンスとして、実験された。
そこで、彼女は、何もない状態から神水を出したと言われている。
…が、この神水を出すところを、そもそも見た人はいない。
実際に、全裸にされた上、実験が行われたのだが、神水を出すさいには、別室で一人きりだったのだ。
そして、この神水だが、上で書いたように、色が茶褐色であった。
ということは…そう。
この神水は、彼女の尿であった可能性があるのだ。
尿であれば、全裸であろうが関係ない。
ただし、情報が古すぎるので、今となっては、確認をすることは不可能である…。
ちなみに、現在の日本で、公式に認められた超能力者はいないが、ある能力を持っているのでは、と噂されている人物がいる。
その能力というのが、”予言”だ。
その人物は、ある世界的なテロ事件を予言したと、ある時期、ネットを騒がせていた。
しかも、その予言は、当の本人にも自覚がなく、その時のことについては、覚えていないというのだ。
その衝撃の予言内容というのがこちら…
僕も東日本大震災の一週間位前に?大震災の夢を見てなんやろと不安に思ってたら、一週間位後に東日本大震災があり‼あの時みた夢は予知夢だったと思った!