リオ五輪日本代表の躍進は凄かった。多数の種目で史上初のメダルを多数獲得し、中にはメダルのみならず金メダルを獲得したものもある。その中の種目の一つである卓球。特に男子卓球は、五輪史上初のメダルに加え、個人と団体の2種目でメダルを獲得した。
この日本卓球界の躍進に、実は”ある国”が密かに歓喜していたという都市伝説があるのを知っているだろうか。
その国というのが、なんと中国。
中国と言えば、卓球界最強の国で、これまで個人、団体共に金メダルを独占してきた。
私の記憶が正しい限り、ここ数十年で、一度も金メダルを逃していないはず。
しかし、そんな中国にも、その強さゆえ、非常に頭の痛い悩みがあるというのだ。
それが、五輪から卓球が消えるというもの。
上でも書いたように、卓球における中国の強さは、それはもう半端じゃない。
他国を一切寄せ付けず、五輪で自国の選手同士で金メダルを争っているような状態。
その中国のあまりの強さに、もう五輪で卓球って必要なくない?みたいな風潮が少なからずあるのだ。
そして、それを後押しするような問題が別にある。
それが、中国から他国に帰化する卓球選手達の問題だ。
中国では卓球選手を育て上げるために、中国国内全土から素質のある選手を集めてエリート教育をしている。
その数は膨大で、多数の子供たちがエリート教育を受けるため、親元を離れて生活している。
しかし、彼ら全員が中国の代表として五輪に出られるわけではない。
その中で代表になれるのは、たったの3人。
そこで彼らは中国を離れ他国に帰化し、そこの国として代表になる道を選ぶのだ。
中国で代表になれなかったとは言え、そこは中国国内の強豪たちと切磋琢磨した身、他国に行き、そこで代表になるなど彼らにとっては、それこそ朝飯前である。
五輪の卓球を見ている人は良く分かると思うが、卓球強豪国と呼ばれる欧米の国では、アジア系の人物が代表になっていることが多々ある。
欧米で一番強いドイツの女子代表などは、3人の内2人が中国人であり、代表のコーチも中国人。
これでは、国別対抗というより、中国人が国をまたいで戦っているだけに過ぎないのでは?との意見が度々言われるのも納得である。
そこで、”ある国”に白羽の矢が立った。
それが日本。
日本は世界で唯一、中国人の帰化選手がいない強豪国、いわゆる純国産で強い国なのだ。
五輪の種目として卓球が生き残るには、中国の存在を脅かす、”純国産”の強烈なライバル国が必要。
中国がそう考えたとしても、何ら不思議ではない。
事実、今回のリオ五輪で、中国は大々的に”こんな”報道をしていた。
「卓球界における日本の成長は中国にとって脅威である。今後卓球における中国の覇権が日本によって脅かされる可能性が十分ある」
強気な物言いで有名な中国にしては珍しい報道だとは思わないだろうか。
私自身リオ五輪の卓球を見ていたが、正直言って、日本と中国の間には、まだまだ大きい壁があるなと感じた。
それを中国が正直な気持ちで、脅威と感じたとは考えにくい気がするのだ。
つまりこれは、世界に「中国は盤石じゃなく、その覇権を脅かす存在がいるよー」とアピールしているのではないか、そう考えることも出来る。
あくまでも都市伝説なので事実は分からないが、個人的には中国を脅かす日本卓球を是非見てみたい。
ちなみに卓球には、「ルールを変えてしまった伝説の試合」と呼ばれる都市伝説も存在する。
卓球と言えば、スピーディーな試合展開が醍醐味だが、その面白さをぶっ壊してしまった試合があるのだ。
その結果、急遽ルール変更を余儀なくされてしまった。
その試合というのが…