2014年11月10日に亡くなられた高倉健さんが患っていた病気「悪性リンパ腫」
血液のがんと呼ばれており、以前は治療したとしても5年生存率は約30~40%と極めて危険な病気であったが、
※もちろんステージ(進行具合)によっても生存率は大きく異なる
現在では治療法も確立されつつあり、以前と比べるとかなり生存率は上がったと言われており「治療できる”がん”」とも呼ばれている。
しかし、実は悪性リンパ腫は「完治しない」という都市伝説が存在する。
そもそも「悪性リンパ腫」は、便宜上”悪性”とは表記しているが『良性』は存在しない。
つまり、良性⇔悪性という概念がなく「リンパ腫=悪性」なのだ。
そして、この悪性リンパ腫には「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」という2種類が存在する。
欧米では「ホジキンリンパ腫」が大多数を占めるが、日本人は約90%が「非ホジキンリンパ腫」を発症すると言われている。
どちらが良い悪いという議論はあまり意味を持たないが(どちらも悪いため)どちらかと言えば「ホジキンリンパ腫」の方が、予後が良好なケースが多く、日本人に多く見られる「非ホジキンリンパ腫」の方が予後が不良なケースが多い。
※予後=見通しという意味で、予後良好=見通しが良い、予後不良=見通しが悪い
何の因果か、我々日本人はあまりよろしくない方の悪性リンパ腫にかかりやすいのだ。
しかも前述した通り、悪性リンパ腫は「完治しない」と言われている。
リンパ腫というのは全身に発生するという特性を持っているため、明確に完治と表現することが不可能なのだ。
そのため、リンパ腫が検出されなくなった時点でも「緩解(寛解)」という曖昧な表現に留まる。
主な治療法は「抗がん剤化学療法」と「放射線治療」を単独、もしくは組み合わせて行う、がん治療のメジャーな方法を用いられる。
症状としては「首」「股の付け根」の肥大化や「発熱」「寝汗」「倦怠感」「体重の減少」などが挙げられる。
心当たりがある場合は、早期発見のために、病院で診察してもらった方がよい。
完治しないとはいえ、早期発見であれば、治療により病気の進行を防げることは可能だそうだ。
しかし、治療の効果には個人差があり、悪性リンパ腫によって亡くなられた高倉健さんは、治療の効果があまり得られなかったという。
治療の副作用による「抜け毛」や「吐き気」などに苦しめられた、辛い晩年となったと予想される。
そんな高倉健さんだが、最後の最後まで俳優「高倉健」を演じきり、世間に大きな影響を与え続けた。
生前の高倉健さんには多くの都市伝説が存在し、その人柄は世界で賞賛された。
”あの”中国人までもが、高倉健さんの人柄に心を打たれたというから驚きだ。
そんな高倉健さんの都市伝説を別記事にて大量にまとめているのでどうぞ。