ジブリの名作、もののけ姫。
個人的にも大好きな作品ですが、
例の如くこの作品にも、ジブリお決まりの都市伝説があります。
しかも二つ。
まず一つ目が、
作中の物語に出てくる設定に関する都市伝説。
もののけ姫には、
エボシ様と呼ばれる女性が、
多くの女性を集めている城がありますよね。
その中で、「タタラ工場」というのが出てきますが、
その工場内には、何かしらの病に侵されていると思われる人がたくさん出てきます。
そして、その病はなんと、
ハンセン病を元に考えられているのでは?
とまことしやかに囁かれているのです。
一体どういう経緯でこの都市伝説が広まったのかは分かりませんが、
物語の時代背景と、当時ハンセン病は差別の対象だったといった観点から、
この病気は、ハンセン病が元になったのでは?と言われているようです。
まぁ、ハンセン病をモチーフにしているかどうかは、
正直言って分かりませんが、何かしらの「病気」を元に考えられた設定、
であることは間違いないのでしょう。
作中では、包帯でぐるぐる巻きにされた人たちが、
「差別を受けていた」
「エボシ様だけが受け入れてくれた」
と言ったニュアンスのことを話していますからね。
これが一つ目の都市伝説です。
そして、二つ目。
こちらの都市伝説は、もののけ姫とお金に関する話です。
もののけ姫は、日本のみならず世界的大ヒットになった作品ですが、
元々、ジブリ側はポジティブな気持ちで制作に取り掛かっていた訳ではないと言われています。
もののけ姫が作られた理由はなんと、
税金対策のためだったのだとか。
当時のジブリは、グッズ販売や、映画関連商品、
その他たくさんの商品がバンバン売れていたそうです。
そのため、収益が莫大になり、
その分、支払う税金の額も大きくなったのだとか。
その税金対策として、
「経費をドバーっと使える映画を作ろう!」ということになり、
巨額の製作費を掛けてもののけ姫を作ったのだと言われています。
これが事実ならジブリファンからすれば、
「何たることか!」という気持ちになりそうなものですけど、
慈善事業団体でもないジブリが、税金対策のために映画を作るのは、
極々普通のことです。
ただ、子供や観る人に夢や感動を与える映画を、
「税金対策のために作りました!(キリッ)」と言われても、
決して気持ちの良いものではないですよね(笑)
仮に建前だとしても、
「朝目が覚めたら、頭の中に、降りてきたんですよ!構想が!!」
とか言って欲しいものです。