恐らく知っている人の方が少数派であろう漫画「マカロニほうれん荘」
タイトルから、どんな漫画なのか想像もつかないこの漫画だが、実は、知る人ぞ知る伝説的な漫画なのだ。
そして、この漫画には、最終話にまつわるある都市伝説がある。
まず、この「マカロニほうれん荘」という漫画は、ギャグ漫画である。
しかも、ただのギャグ漫画ではなく、現在あるギャグ漫画の先駆け、いわば、パイオニアとも言える漫画なのだ。
しかし、この漫画。
連載期間2年、単行本にしてわずか9巻で終了してしまった。
そして、その終わり方も、普通ではなかったのだ。
まず、この漫画だが、作者一人で全てを書いていた。
アシスタントを一人も雇っておらず、全てを一人でこなしていたのだ。
そのため、作者の肉体的、精神的負担は相当なものであった。
そんなある日。
とうとう、肉体的、精神的負担が限界に来た作者は、編集部に、連載を中止したい旨を伝えた。
しかし。
当時、この作品は人気を博していたので、編集部は首を縦に振らなかった。
だが、作者の負担は限界に来ていた。
そこで、作者はある方法に出た。
なんと、編集部に黙って、勝手に最終話を書いたのだ。
しかも、ただ最終話を書いただけではない。
この「マカロニほうれん荘」という漫画は、本来、描写が細かく、絵のタッチに定評があったのだが、その絵を滅茶苦茶手抜きで書いたのだ。
そして、勝手に話を終わらせてしまった。
なんとも無茶苦茶な話だが、それだけ漫画家という職業は、体への負担が大きいのだ。
最近では、ハンターハンターの作者冨樫先生が何度も休載することが話題になった。
それ以外にも、あの国民的アニメちびまる子ちゃんの作者が、精神的な疲れから、子供をガチ泣きさせるような回を作成してしまったという例がある。
漫画家という職業は実に大変だ。