2009年、それは突如として訪れた。
クレヨンしんちゃんの作者である「臼井儀人」が、崖下で遺体となって見つかった。
自殺説や他殺説など、色々と噂が飛び交ったが、最終的には「事故」として処理された。
しかし一方で、生前の臼井儀人は自らの死を予知していたのでは?と思えるような内容を作中に残していたのだ。
それは19巻の「ターミネーターvsしんのすけ」の未来から来た「10年後の風間くん」が登場するシーン。
しんのすけは風間くんに「オラたち2010年にはどうなってる?」「オラ、鈴木杏樹と結婚してる?」と、ギャグ混じりに問いただした。
しかし、風間くんは少し表情を曇らせながら「どうしても聞きたいですか・・・?」と意味深な返答をしたのだ。
この返しに動揺したしんのすけは、それ以上聞かなかった。いや聞けなかったと言った方が正しい。
結局その後、未来の話について触れられることはなく、意味ありげな含みを残したまま終わった。
(この回は1996年に描かれたもの)
作者の臼井儀人が亡くなったのが2009年。
未来の風間くんにしんのすけが質問したのが2010年の未来の話。
意図して書かれたかは別にして、奇妙な偶然の一致である。
このシーンにより2009~2010年にかけて大きな変化があることを予知していたのでは?と噂がたったのだ。
1996年に描かれたシーンなので、約14年後の未来を予知していたことになる。
ノストラダムスのような預言者でない限り、14年後の未来を予知することは不可能である。
しかし実は、我々凡人でも唯一1つだけ未来を予知することができる。
それが「自分自身」のことだ。
すなわち、自分が14年後どうなるのかということは予知できるのだ。
正確に言うと、予知というよりは予言した通りの行動を起こすだけで、それが結果的に予知となる。
考えてみると臼井儀人の死には、色々と説明の付かないことが多々ある。
1人で山登り、危険な崖に身を乗り出して撮影・・・
奇妙な点が多すぎて、よもや単なる事故とは思えない。
こうなると考えられるのが「自殺」だろう。
実はあまり知られていないが、漫画家というのはかなり大変な職業なのだ。
とくに連載をしている漫画家の精神的負担は計り知れない。
実際に、精神疾患を患っている漫画家は少なくない。
例えば、度々休刊することで有名なハンターハンターの作者「冨樫先生」
彼もまた、マンガに苦しめられた1人だろう。
好きで始めた漫画家という職業が、いつしか嫌いになっていた。
そんな風に感じてもおかしくない程に、漫画家の人たちは疲弊しきっているのだ。
しかし、人気マンガの連載は、勝手にストップできない現状がある。
その理由がこちら。
内容が薄すぎる
実にくだらない