ジブリ映画の中でも、
根強いファンが多い作品「紅の豚」
ジブリの中でも少し異色と言われている作品です。
そんな「紅の豚」にも、
ジブリ作品で語られるような都市伝説が複数あります。
まずは、「紅の豚」の名前に関する都市伝説。
紅の豚の主人公の名前は、
ポルコ・ロッソですが、この名前は実は、
映画のタイトルそのままを意味しているそうです。
ロッソが赤で、ポルコが豚なのだとか。
そして、この作品の舞台はヨーロッパなのですが、
ヨーロッパで「この豚野郎!」という言葉は、
「この臆病者!」ということを意味すると言われています。
主人公を豚にしたことから、
主人公の性格は、本来臆病者だということを、
意味しているのではないか?とも。
あくまでも個人的な印象ですが、
主人公のポルコ・ロッソを見ても、
特に臆病さを感じることはありません。
ただし、自分以外の人間に対しては、
非常に臆病というか、慎重です。
自分と深く関係を築こうとする人間を、
あえて遠ざけようとする性格も見え隠れします。
こういった性格を暗に示しているのが、
「豚」という設定だったのではないか、という訳です。
紅の豚には、他にも都市伝説があります。
それが、映画「魔女の宅急便」との関係性。
紅の豚と魔女の宅急便では、
似たようなキャラが登場すると言われています。
それが、老婆。
紅の豚には、フィオという老婆が出てきます。
そして、魔女の宅急便にも、
その見た目とかなり酷似している老婆が出てきます。
これらが、同一人物ではないか?
という都市伝説があるのです。
ただ、これに関しては、
ただの偶然という説と、宮崎駿監督の遊び心説、
の二つが有力とされていて、
特別、何か裏の意図がある訳ではないと言われています。
そしてもう一つ、紅の豚には都市伝説があり、
それが、主人公が乗っている飛行機のモデルについて。
都市伝説によると、
主人公、ポルコ・ロッソが乗っている飛行機には、
モデルがあるのだとか。
そのモデルというのが、
グアムにある会社が所有していた飛行機。
しかし、この飛行機は既に処分されており、
確認するのは不可能なのだとか。
これに関しても、
どういった経緯で言われるようになったのかは謎ですが、
モデルとまでは行かないにしても、
現実世界の特定の飛行機をイメージして作られたとしても、
何も不思議なことはありません。
それにしても、
他のジブリ作品に比べると、
非常にふわふわした都市伝説が多いですね。
ポルコのサボイアS.21のモデルはイタリアのマッキM.33と言われています。幼い宮崎氏が雑誌でこのマッキを見かけ、その記憶を頼りに描いたのがサボイアになります。
実際にサボイアS.21という機体は存在しますが、全く別の形をしております。