ジブリ映画の巨匠である宮崎駿監督。
その宮崎駿監督が送る最後の長編映画が「風立ちぬ」です。
これを最後に、
長編映画からの引退を表明している宮崎駿監督ですが、
今までも散々引退をほのめかしつつ、
復活を繰り返しているので、
今回も「辞める辞める詐欺でしょ?」
と思った人も多いはず。
しかし、今回の引退は真実味があるらしく、
宮崎駿監督自身、「今回が最後だ」と言及しています。
その宮崎駿監督が最後の最後に世に出した長編映画「風立ちぬ」。
一般の視聴者からは評価が大きく分かれましたが、
実はこの作品、それ以外にも多くの業界や団体に、
波風を立てたと言われているのです。
まず、この作品に対して強い抗議をしたと言われているのが、
禁煙を推進する医師団。
映画「風立ちぬ」の主人公である堀越二郎は、
愛煙家であり、作中では、度々タバコを吸うシーンがあります。
最近は、ドラマや映画、その他、
アニメなどでタバコのシーンが出るだけで、
批判の対象になることがあり、
「風立ちぬ」も例外ではなく、
その批判の対象となったというわけです。
それだけならまだしも、
「風立ちぬ」が、禁煙を推進する医師団に、
強く批判される原因となったシーンがあります。
それが、結核を患っている妻の病室で堀越二郎がタバコを吸うシーン。
これに関しては、実際に視聴した、私自身驚きました。
しかし、これはあくまでも映画のシーンであり、
何よりも、映画「風立ちぬ」の時代背景が大きく関わっています。
それを偏に、
喫煙を助長するとして批判するのもどうなのかなと、
個人的には思います。
そして、これとは別に、
この作品を大々的に批判したと言われている”国”があります。
そう、お隣の韓国です。
なんやかんやとギャーギャー因縁を付けてくるお隣の国が、
「風立ちぬ」にも批判を浴びせたというのです。
もう既にご存知の通り、
映画「風立ちぬ」の主人公である堀越二郎は実在した人物であり、
第二次世界大戦中に世界から恐れられたあの”ゼロ戦”を開発した人物です。
その人物を題材として映画を作るなどけいsからん。
軍国主義の象徴だと。
そう彼らは言いたかったのかもしれません。
しかし、
映画を見てもらえれば分かりますが、
軍国主義の象徴どころか、戦闘シーンなどは、
私の記憶が正しければ、ほぼ出てきません。
そもそもとして、宮崎駿監督は、
基本的にリベラル派だと言われています。
つまり、左翼的な思想を持っている方だということです。
過去の宮崎駿監督の言動を追っかけてもらえれば、
それが良く分かるかと思います。
そんな人物が作った映画が、
よもや軍国主義を助長するようなテイストになっているわけもないのですが、
堀越二郎=ゼロ戦の制作者=軍国主義の象徴=けしからん
といった感じに、
マジカルバナナのような発想で、
いちゃもんを付けてきたのでしょう。
引退作としては、
予想以上に色んな都市伝説が囁かれている「風立ちぬ」。
そのタイトルとは裏腹に、
色んなところに波風を立てたのでした。
ラスト2行目の「タイトルとは裏腹」は違う気がします
「風立ちぬ」=「風が立った」なのでタイトル通りなのでは…