学校の怪談と言えば?
そう「トイレの花子さん」である。
映画化までされるなど、いまや都市伝説の中でもかなりメジャーになっている。
今回はそんなトイレの花子さんのルーツに迫ろうと思う。
元ネタや万が一遭遇してしまった場合の対処法などを為になる?情報満載だ。
実はトイレの花子さんの歴史はかなり古く、1950年代が起源と言われている。
当時はまだ”トイレ”というキャッチコピーはついておらず「三番目の花子さん」として知られていた。
噂が広がり始めたのは1980年代で、前述した通り1990年代には映画化や漫画化されている。
■トイレの花子さんの元ネタ
トイレの花子さんには数々の元ネタとされる噂が存在する。
今回はその中でも特に有力視されている3つの元ネタを紹介しよう。
1、「福島県の学校の図書館の窓から落ちて死んだ少女の霊」
全くもってトイレと関係がないので、これはガセだと思われる。
しかし、福島県という具体的な県名が出ているところに妙に信憑性が出ている。
2、「生前、父親から激しい虐待を受けていた少女の霊」
これまたトイレと全く関係がない。
トイレの花子さんと言えば「おかっぱ頭」が特徴で、おかっぱ頭にしている理由がこの虐待の時の傷を隠すためという噂もある。
3、「変質者にトイレの3番目で殺された」
現在最も有力とされる元ネタがこの事件。
休日に学校で遊んでいた少女が、変質者に追われ、3番目のトイレに逃げ込み、そこで見つかって殺害されたというもの。
しかも、そのトイレは3階にあったらしく「3階のトイレの3番目」と言われる所以がここにある。
被害者の名前が花子だったかは謎だ。
■生前の花子さんの人物像
実は花子さんには設定がいくつもある。
例えば、名前は「長谷川花子」で「1987年生まれ」などなど、数々の裏設定があるのだ。
他にも、牛乳と白系の色が嫌いで、赤色と青色が好き、学校では卓球部に所属しており、慢性の花粉症だったなど。
なにを根拠に言っているのか全く分からない情報がいくつもある。
■都道府県別の花子さん
トイレの花子さんの発生条件や行動パターンは、県によって様々である。
一部の地方の特徴やパターンを書いておく。
【山形県】トイレから出る時に「花子さーん」と呼ぶと返事が返ってきて、嫌な声で返ってきた時は不吉なことが起こる
【岩手県】トイレの3番目の個室に入ると「3番目の花子さん」と声がして、便器の中から白い手が出てくる
【島根県】トイレの花子さんに遊びに誘われて断ると追いかけられる
【神奈川県】女子トイレにはハナコさん、男子トイレにはヨースケさんがいて、呼びかけてから3秒以内に逃げないと殺される
【兵庫県】女子トイレの1番目には花子さんの父、2番目には母、3番目には花子さん、4番目には妹、5番目には弟がいて、男子トイレの2番目には祖父がおり、これらの霊に語りかけると「うちの花子に何か用か?」と言われる
【大阪府】花子さんと呼ぼうとトイレをノックすると、標準語で「危ないわね、やめなさいよ」と言われる
【東京都】3階の女子トイレの奥で「花子さーん」と呼ぶと「なーに?」と返ってきて、16時過ぎに「花子さん、ごめんなさい」と言うと「いいのよ」と返される
【岐阜県】トイレで3回回って「花子さーん!」と呼ぶと「はーい」と返ってくる
【埼玉県】トイレの4番目を15回ノックして「花子さん遊びましょ」と言うと「はーい」と返ってくる
追いかけられるパターンや殺されるパターンも存在するが、だいたいはそこまで恐れるような存在ではないようだ。
■花子さんの対処法
いくら危害を加えられないとはいえやはり幽霊なだけあって、ぶっちゃけ怖いのは怖い。
そこで、万が一「花子さん」に遭遇した場合の対処法を教えておく。
「100点満点のテスト用紙を見せる」これだけだ。
一見簡単そうに見えるが、100点満点を取るのが難しいので、頭の悪い人は出会った時点で対処のしようはない。
ただし、この対処方法は学校の先生や親が勉強に取り組むようにと流したデマの可能性が高い。
なので遭遇した場合は、とにかく全速力で逃げることをお勧めする。
先ほど、学校の先生や親が勉強に取り組むように・・・と書いたが、実は他にもこうした「親の都合」によって噂が広まった怪談話がある。
それが「口裂け女」だ。
トイレの花子さん同様、映画化や漫画化され最もポピュラーな怪談話の1つである。
一昔前には、この噂が広まりすぎて、警察が出動するなどの騒ぎにもなっている。
そんな口裂け女の真相がこれだ。
うちの4んしようの花子さんいるかもしれない