日本で大ヒットを記録したアニメ、新世紀エヴァンゲリオン。
実際に目にしたことはなくても、
耳にしたことぐらいはあるはず。
そのため、都市伝説にも事欠かず、中には衝撃的なものもある。
そんな国民的アニメになったエヴァンゲリオンだが、
ずっと議論され続けていることがあり、
それが、「そもそも、なんでこんなに流行っているのか?」ということ。
新世紀エヴァンゲリオンを一度は見たことがあるならば分かると思うが、
このアニメ、設定が色々とややこしいのだ。
話の内容も難しく、
とても子供受けするような内容とは思えない。
なら、若者には人気がなく、
大人を中心に流行っているのか?というと、どうやらそういう訳でもなさそう。
実際に、周りで好きという人は、
むしろ若者に多いと感じている。
なら、なぜ新世紀エヴァンゲリオンは流行っているのか。
これには、ある説がある。
それが、新世紀エヴァンゲリオンの作中で取り上げられている二項対立の設定。
新世紀エヴァンゲリオンではまず、
碇シンジという少年が、父親である碇ゲンドウに、
ある日突然、エヴァンゲリオンという人間とロボットを足して2で割ったような物体に乗れと命じられる。
それに対して碇シンジは、
そのことに意義を感じられず拒絶する。
それでも嫌々エヴァンゲリオンに搭乗する。
そういった設定が物語の中心にある。
さて、この設定をよく考えて欲しいのだが、
何かに似てるような感じを受けないだろうか?
それが、思春期の子供と親の関係性。
「高校行くために勉強しろ!」
「大学に行くため勉強しろ!」
「親の言うことを聞け!」
自分自身、経験があるので分かるが、
思春期の子供は、自分の思いとは別に、
何かと親に強制されるもの。
特に、勉強などは、
「なぜやらなければならないのか?」
ということに疑問を持ちつ時期が誰にでもある。
そういった子供と親の関係性が、
新世紀エヴァンゲリオンの物語と、
正にシンクロした結果、子供の心の奥底に響いたのではないか?
と言われている。
それが、流行った理由の一つでは、と。
ただ、新世紀エヴァンゲリオンに限らず、
この手の設定は少なくないので、個人的には、
それだけが理由だとは思えないのだが、
流行った理由の一つではあるのだろう。
そういう視点で見てみると、
また違った楽しみ方が出来るかもしれない。
なんか変です