世界で爆発的に感染が拡大している驚異のウイルス「エボラ出血熱」
今までは、他人事とばかり見ていた人も多かったと思うが、日本上陸の可能性があるとして、他人事ではなくなってきている。
しかし、それ以上に他人事でないのが、このエボラウイルスの真の驚異である。
まず、このエボラ出血熱に関して、今現在どういう状況なのかをまずは押さえておこう。
エボラ出血熱が問題となったのが、8月ごろ。
西アフリカで感染が確認され、その後、感染者数が増加。
更に、感染者の治療のため現地に出向いたボランティアの人を含む多数の人が感染し、他国に飛び火。
そして、10月も終わりかけ(この記事を書いているのは10月29日のこと)の現在、一体どれぐらいの感染者数がいるのか。
なんと、その数は1万人を超えている。
わずか3か月足らずの間に、1万人を超える人間の感染が確認されたのだ。
恐らく、水面下で感染している人を含めると、その数は更に多くなるはず。
そして、この現状をかんがみれば、ある恐るべきシナリオが見えてくる。
それが、人類滅亡だ。
「またまた~。」
と、ツッコミを入れたくなるような眉唾な話に聞こえるかもしれないが、これは何も、あり得ないシナリオではないのだ。
既にこれだけの感染拡大を見せているエボラ出血熱は、パンデミック(感染症の大流行の通称)であると言われている。
そして、最も問題なのが、未だにエボラ出血熱に対して、効果的な治療薬や治療法がないことだ。
今の今まで、エボラ出血熱に対して、まともに効果があると言われている薬が存在しない。
最初にエボラ出血熱の感染が確認されたのが1976年のことなので、40年近くも特効薬が開発されていないのだ。
これには、大きな理由がある。
それが、特効薬の開発には、そもそもその危険なウイルスを扱う必要がある、という点だ。
まさか、そんな危険なウイルスを好き好んで扱う人などいない。
ましてや、そんな施設を国内に誘致したがる国などあるはずがない。
そういったハードルもあり、危険ウイルスの特効薬などの開発は、実はハードルが高いのだ。
しかし、これまでの感染状況とは別に、楽観説を唱える人も多い。
その最大の理由として挙げているのが、空気感染しないこと。
エボラウイルスは、空気感染をしないと言われている。
当然、今後、ウイルスの突然変異などにより、新種の登場の可能性はあるが、今の所、空気感染はしないというのが通説だ。
しかし。
わずか3か月足らずで1万人を超える感染者を出したウイルスに、空気感染の有無など関係あるのだろうか。
過去に、ヨーロッパで大流行し、全人口の3分の1が亡くなった黒死病(ペスト)も空気感染はしなかった。
実際に、エボラ出血熱も、空気感染はしないが、感染のハードルは想像以上に低い。
一般的に感染者の体液に触れると感染すると言われているが、くしゃみや咳、更には、感染者の汗に触れることでも感染する可能性がある。
なので、空気感染をしないとは言え、感染しやすいのだ。
そして、この説を最も声高に叫んでいるのが、何を隠そう、国連である。
国連は、これまでの由々しき事態に、恐るべき声明を出している。
その内容というのがこちら。
国連のエボラ出血熱対策チーフ、アンソニー・バンバリー氏が14日、NYであった国連安全保障理事会に西アフリカからテレビ中継で参加し、「エボラ出血熱を今止められなかったら、世界は完全に未曽有の事態になる」と警告しました。また、エボラとの闘いをレースに例え、「(エボラは)我々より先を行き優勢だ」とし、12月までの60日間が闘いになると語りました。この60日間は、感染者の70%を療養施設に収容し、死亡者の70%を二次感染なく埋葬しなければ、感染拡大は止まらないとしています。このため西アフリカなどの現場では複雑なオペレーション(対策)が必要とされており、「そのうち一つにでも失敗すれば、我々は敗北する」と強調しました。
引用:http://withnews.jp/
分かりやすく言うと、あと60日の内に対策のめどが立たなければ、「人類の負け=滅亡の危機」であるというのだ。
この異例とも言える声明から、この都市伝説のような話が、如何に現実味があるかが分かるのではないだろうか。
そして、このエボラ出血熱に関しては、更に恐るべき都市伝説が存在している。
それが、陰謀説だ。
過去、特に近年はその傾向が顕著なのだが、こういった恐ろしい感染病の発祥に非常に偏りがある。
とりわけ、アフリカ大陸の国々に代表されるような、貧困国に多いと言われている。
そういったことから、ある組織による衝撃的な陰謀説を唱えているアメリカ人がいるのだ。
そして、今回のエボラ出血熱の大流行もそういった組織が”ある意図”を持って、流行らせているというのだ。
その恐るべき陰謀説というのが、こちら…