「ディズニーランドには塵一つ落ちていない」というのは有名な話だ。
もちろんこれは都市伝説で、実際には塵どころかゴミもそこそこ落ちている。
しかし、他のテーマパークに比べれば段違いに綺麗なのは間違いない。
何度も言っているが、ディズニーは末端の従業員にまで「教育」を徹底している。
それは「清掃員」とて例外ではない。
今回はそんな「清掃員」に纏わる都市伝説を紹介。
ここでは便宜上「清掃員」と呼んでいるが、ディズニーでは清掃員のことを「カストーディアル」と呼ぶ。
清掃員と聞くと、どうしても陳腐なイメージが植え付けてしまうため、あえてこういった呼び方をしているのだ。
彼らの主な仕事は「掃除」なわけだが、他のテーマパークと違い「パフォーマンス」も求められるという。
清掃員のパフォーマンス?と首をかしげてしまいそうになるが、彼らを単なる掃除係と見くびらない方がいい。
ディズニーにとっては「掃除」すらも世界感の一部なのだ。
まず注目すべきは「衣装」だろう。
全身を白で統一し、いかにもクリーンなイメージを連想させ、上にはブルーのジャケットを羽織って爽快感を表現している。
シミなんて付こうものなら、すぐさま衣装チェンジだ。
例え清掃員であっても、常に清潔にしておかなければならない。
そしてなにより凄いのが、先ほど述べた「パフォーマンス」である。
実はディズニーは清掃員一人一人に「ゲストを楽しませる」ことを義務付けているのだ。
しかもマニュアルとかがあるわけではなく、全てアドリブだという。
そんな清掃員たちが魅せた驚きの技とテクニックがこちら。
清掃員と呼ぶのもおこがましい程のパフォーマンスだ。
いちパフォーマーであるという自覚が、末端の従業員にまで行き渡っているディズニーならではの光景である。
彼ら彼女らは、自分のできる範囲の努力は惜しまない。
お客様を笑顔にするためなら、清掃員ですら「演者」になるのだ。
もちろん、清掃員としての役割も決して怠ることはしない。
そんな彼らに、一人のゲストがこう訪ねたという。
「何を拾っているんですか?」
その返答がこちら。
「夢を拾っているんです♪」
全くもって意味は分からないが、ディズニーのキャストである以上「ゴミ」などと口にはしないという「意識の高さ」が伺える。
代わりに答えるが、彼らが拾っているのは「ゴミ」だ。
しかし、そんなゴミですらディズニーランドにとっては「夢のピース」なのである。
カッコ良く決まったわけだが、実はディズニーランドにはゴミもびっくりな「ゴミ人間」が訪れたという都市伝説が存在する。
それがこちら。