手塚治虫氏の名作漫画「鉄腕アトム」
色々なメッセージ性のある伝説的なこの漫画には、いくつか都市伝説がある。
その中でも、多く語られる都市伝説が、アニメ版とは大きく異なる原作漫画版の最終回だ。
その衝撃的な最終回は、読者に衝撃を与えた。
元々の原作は漫画である「鉄腕アトム」だが、最終回として一般的に知られているのは、アニメ版の「鉄腕アトム」の方である。
アニメ版の方では最後、鉄腕アトムが太陽に突っ込む、という形で終わるのだが、原作である漫画版では、実は全く違う最終回が用意されていたのだ。
それが、「アトムの最後」と呼ばれるタイトルで描かれた回。
この回の舞台は、未来の地球。
そこでは、ロボットが地球を支配しており、人間は存外な扱いを受けていた。
そのことに霹靂していた人間は、ロボット博物館と呼ばれる場所で飾られていたアトムを目覚めさせ、地球を支配するロボットの討伐を頼み込むのだ。
この時点で、相当違和感のある内容となっているが、この後が、子供向け漫画とは思えない内容になっている。
ロボット討伐を依頼されたアトムは、それを了承する。
そして、ロボットの討伐に向かったアトムだったが、なんと、一撃で返り討ちにあってしまうのだ。
更に、ロボット達は、アトムだけでなく、依頼主である人間たちも皆殺しにしてしまった。
…なんとも恐ろしい終わり方である。
ちなみに、作者である手塚治虫氏は、この回についてこのようにコメントしたと言われている。
「陰鬱で嫌な気分になる」
自身で描いておきながら、ここまでの言葉を吐くというのは、一体どういった心境だったのだろう。
この内容は現在、「鉄腕アトム別巻1」に収録されている。
ちなみに、衝撃的な最終回として、未だに語り継がれている伝説的な漫画がある。
その漫画は、人気絶頂のまま最終回を迎えたのだが、その理由が、作者の身体的な負担。
というのも、その漫画、一切アシスタントがおらず、全てを作者一人で描いていたのだ。
そのため、連載を続けることが不可能だと思った作者は、編集部に、連載を止めたい旨を伝えた。
…が、なんと、編集部に断られてしまったのだ。
しかし、この身体的負担を継続するだけの気力がなかった作者。
そこで、ある前代未聞とも言える驚愕の方法を取ったのだ。
その内容がこちら…